毎朝、3歳の娘は、僕に抱きついてしがみついたまま、離れようとしません。

『もう、会社に行く時間だからね☺️』(僕)

『嫌だ~! (((-д-´。)(。`-д-)))!』(娘)

(抱っこから下ろされそうになって必死にしがみつく)



そして、昨日の朝☀️


いつもの嫌々が続いている次の言葉で、
『お父さんの会社に一緒に行きたい❗』


『ん?』(僕)


急に胸の辺りに快感が湧き上がり、力もこもりました。


『何なんだ⁉️ これは⁉️』


朝、仕事、特にオフィスに出かける時は、憂鬱になる事が多いので、この自分に起こった事に『ビビり』ました。


たった一言の娘の言葉で僕の心の有り様が激変したこの事実。


胸から力が湧いてきた、この凄い現象。


恐らく他の誰に言われてもこうはならないだろう。


これがあるから、僕は言葉が好きです。


万人に通ずる言葉と、その人だからこそ特定の人の胸を打つ言葉。


僕は、大学新卒で入社した会社の2年目から数多くの神経症とパーソナリティ障害を発症し、以後、転職した5~6社全てで発症し続けていました。


だから、
仕事、特に会社に勤める事は『自分の生きる』を繋ぐもの。
自分の業種・職種・地位といった仕事事態に面白みも、やりがいも、やっている社会的意義を感じる事も、何もありません。
特に会社といった何かの集団では。


会社は、ただ単に仕事に就き易いだけ。


出張した先の土地や食べ物が、楽しかったり美味しかったりして嬉しくなったり楽しくなったりする事や、外国人と仕事が出来た喜びや楽しさは、何度と無くありましたが、仕事自体には、何の感慨も無いままです。


たった一つあったのは、翻訳の個人事業をしていた時でした。
今もそう思っています。
量が多過ぎたので、翻訳の師匠にまで仕事を回して数十万円の対価をお支払いしました。
僕も1ヶ月で数百万円の売り上げを上げました。

師匠、その友達と一緒に呑みに行って、純粋に喜びを分かち合えました。

会社等の組織やグループを超えた独立事業主同士の結束と信頼と硬い絆。


後にも先にも、これに勝る仕事をしている間の熱中と達成の充実感はありません。


幸か不幸か、善か悪か、または他人の批評は関係無く、嘘偽り無い『自己分析』では、こうなのです。


(そうまでして、何故今の会社にいるのか?
今尚、サラリーマンをしているのか? 今まで何故、会社員として仕事をする、している喜びが一つも無いのか?
これらについては、今回触れません。)


そんな中、最近は少し変わってきて、
『この人とは一緒に居られる』
という様にはなってきました。


話を元に戻して、そういう状態の僕をたった一言で力付けた娘自身とその言葉は、突然湧いて出てきた心のエネルギー源・活力源でした。


過去、NLP関連のトレーニングの時、トレーナーであるセラピストの方にデモでセラピーを受けて、心が満たされて更に溢れ出て、大泣きした事がありますが、あれとは全く違った感動・喜び・溢れ出る気力・胸の湧き上がりでした。


セラピストの方に導いて貰って素晴らしい事になった事には今でもとても感謝してしきれないですが、やっぱり実の娘が与えてくれたこのパワーの方が比べられない程の力の源となり、嬉しさとなっています。



今朝もまた、娘は抱きついてしがみつき、ぼくから離れようとしませんでした。

『もう会社行くねん』(僕)


『嫌~っ』(娘)


(((-д-´。)(。`-д-)))


この一時は、困りながらも嬉しく楽しく心が踊り、胸に力が湧きます。



僕が、これからもずっと真摯に娘に向き合っていけば、お互いにこの様な素晴らしい事を起こし続けていけると思います。


身近にある大切なものにキチンと気付いて真心で接する。


こんな事は、誰の助けも無く、猛毒の底無し沼に溺れては死に物狂いにかいて上がっていたあの頃には考えられなかった事。


これから先、僕はこの会社で定年まで働き続けるのか、何度目かの転職をするのか、再び事業をするのかは僕にも誰にもそんな未来は解りませんが、これからも起こるであろうこの様な出来事を胸に生きていけそうです。


ありがとう、僕の子。