陶芸家 櫻井靖泰さんの粉引の器作り。 | 和食器通販*flatto(フラット)ブログ

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先日、陶芸家の櫻井靖泰さんのサクラ陶房へお邪魔させて頂きました(^―^)

フラットのオリジナルの器の制作依頼をするために、

マグカップやらどんぶりなどの器の図案を片手にお伺いさせて頂いたのですが、

お願いする「粉引(こひき)」の制作現場を少しだけ見せて頂けることになりました!


ラッキーでした(^―^)


行程的には、ろくろで器を形作って半乾きにさせた後、

「生掛け技法(なまがけぎほう)」と呼ばれる、器を水でといた白土をかけるところです。


こちらが半乾きにさせた湯呑み(^―^)



櫻井靖泰さんの粉引の器づくり


粉引の完成品は白色なんですけども、下地の土は赤土で作るのが一般的だそうです。


白い器は白い土で作ればいいのにと思ってしまいますよね!

でも昔は真っ白な土は高価なもので、なかなか手に入らなかったので、

どうにか工夫して白い器を作ろうと模索したのが、

赤土の上に白土を上掛けする「白化粧」という技法だそうです。


また陶芸家の櫻井さんは真っ白の下地に白い土をかけるより、

下地が赤い方が仕上がりが均一の白ではなく、

グラデーションが出来て、「白」に味と深みがでるとも話してくれました。

そう言われて完成品の作品をみると納得(´_ゝ`)

おもしろいですよね。


話は戻って、白土をかける行程。



粉引の器の化粧掛け


「白化粧」粘り気のある液で、すぐに乾燥しそうな勢いΣ( ̄ロ ̄lll)

速乾性を利用して、テクスチャをつけてます。



粉引の器の白化粧


ひとつとして、同じ模様がないのが手作りの味ですよね(^―^)

こうやって白化粧の段階が終わったのがこちらの器。



櫻井靖泰さんの粉引の器


今度はこの器を完全に乾かして素焼きや本焼きの行程に移っていくわけです。

それはまた今度の機会に。。



本焼きを待つ粉引の器


ほんとに一つ一つの器にものすごい手間暇がかかってますよね。。

いいものを見れました(^―^)



サクラ陶房からの帰り道


帰り道に空をみると、ものすごく青空、気持ちいいですね!

雲はもう夏の雲みたいにもくもくしてます(^―^)

でも、まだ初夏というのにほんとに暑い(笑)

これからどれだけ暑くなるんだろか…


夏もがんばってのりきらなければ(´_ゝ`)

でわでわ。

みなさま、今日もお疲れさまでした(^―^)