効明泉 目黒区祐天寺2-20-3
分かったことがある。日焼けした状態で銭湯に行っても元が取れない。湯船には2秒と入れなかった。万全の状態で臨まなければならないのだ。サウナがあるにも関わらず、水風呂がないのが個人的に痛かった。
全体的に小ぶりの銭湯で、壁に面した浴槽は端が狭い台形のような造りだった。そこに足だけを浸ける。半身浴も無理だった。湯を水でぬるめることもはできたが、それは野暮だろう。体を洗う時もカランは水のみを使用する。最後にまた足を湯船に浸け、水のシャワーを浴びて出た。
東京都の銭湯どこでも使えるという10枚綴りの回数券があった。4000円ということは値上がり前の料金で利用できる。日焼けがおさまってから買うことにする。
前日に続いて最終回で追いついたものの、二匹目のドジョウはいなかった。ブラウン監督の喜びようを見たら、仕方がないという思いもよぎった。弟の次は兄の番か。それも頷ける。攻めきれない。責めきれない。
熾烈な首位争いに加わってはいるが、締まった展開はしていない。混戦を抜け出す決定だがないのはどこも同じ。どこも投打でやりくりに苦労している。中日の場合は若い野手の芽が出にくい土壌だが、新井や堂上剛、田中が実践をこなしてきた。後半戦に入っての英断は勇気がいっただろう。花を咲かそうではないか。
誕生日プレゼントとしてホームからブンレツグランマ一時帰還。ヘルパーの人たちとの食事会が催された。口数がめっきり減ったグランマ。大体において目も閉じている。体力が落ちて疲れやすく、見たり喋ったりが億劫なようだ。ブンレツさん手製の梅ゼリーを食べている時だけ元気だった。聞かれたことにだけ返答するグランマがおもむろに口を開いた。「ここで一句」何を言うのか皆が固唾を飲み「雷鳴りて梅雨明けんとす」。不定型詩だった。
オールスター明けから中日が勝てない。シーズン当初に戦力を見極めて後半勝負の落合竜が、ここでもたつくのは想定外だ。主力に故障者が続出し、本調子から程遠い選手も少なくなく、しかしそれでもやりくりするのが常勝チーム。厳しい戦いが続く。
外野は真ん中に英智を据え、両翼を井上と森野で、何とか固定する方向にはならないものだろうか。藤井を使うでもいい。中村公をスタメンで使うのも一興。堂上兄を育てながら鍛えるのも。おもいきって平田を上げるとか。使い続ける理由が分からない選手がいるのだ。




