中日 どうやら昨晩は盛り上がったようで、寝ていたことが悔やまれる。旅はいつも天候に恵まれない。寒く、乾燥して喉に悪い環境だが、風邪は悪化せずに済んだ。

韮山で苺狩りをする。30分の制限時間は長かった。ものの10分で飽きる。食べかたがそれぞれで興味深い。練乳が足りなかったのは策略か。しばらく苺はいらない。

沼津まで移動して港にて遅めの夕飯。先の苺がまだ腹に残っているものの、地の物が出ればきれいに平らげる。正直、海にはさほど感動しない。これは血筋も関係する。
初日 一期JAMでの旅行もこれで3回目。1泊2日じゃ物足りないということで2泊敢行した。スケジュールの都合が合いづらいかと、人数は減ると予想したが途中参加、途中下車を含めて12人に及んだ。ジャンベは重く、かさばるので割愛。

車の運転をすれば他の仕事はしなくても構わないだろうという打算的な考えのもと、行きはハンドルを握り続けた。世間も3連休で渋滞に巻き込まれるかと思ったがスムーズだった。修善寺の貸別荘についてさっそく風呂に入り、何もしない。鍋やら酒やら皆が用意してくれる。体調が悪いので先に寝た。
依頼がきてクラブにてDJに合わせてジャンベを叩く。盛り上がるのが日付変わった2時ぐらいという話だったが、それを聞いて帰りたくなった。翌日のことを考える。

客層が若い中、ジャンベ隊は加齢臭をかもし出していないだろうかと、若干の気後れを感じつつも叩いた。BPMを変えてくるので合わせづらい。打ち合わせができなかったことが悔やまれる。満足のいくパフォーマンスはできなかった。
中日にFAで和田を獲得された西武は、金銭ではなく人的保障を求めるらしい。中日がプロテクトした25人から漏れた選手を一人指名する。当落線上で危ういのは、大器と期待されながら怪我に悩まされ続けている中里、一昨年にブレイクしつつも昨年はジンクスに阻まれた佐藤充あたりか。特に佐藤充は西武の地元である埼玉出身で、子供の頃はファンクラブにも入っていたという。気が気でない。

くすぶっているのであれば他のチームで花を咲かせるのもファンとしては嬉しいのだが、和田以上に活躍されるのは悔しいところ。守備位置がレフトに限定され、しかも走力とその守備力では平均以下である和田にとって、アピールポイントは打つほうだけであるがゆえ、レギュラーとして3割20本は望みたい。FAは結果を直ちに求められる。
スーパーのレジスターに並ぶ時は空いているところと並んでいる人のかごを見る。しかし、回転率を計るには、レジ係の腕も重要になってくる。

いかにも早そうな女の子がレジを打つところに並んだ。色黒で、眉毛と鼻が上を向いた彼女は早口で「ありがとうございます」や「ポイントカードをお返しします」の語尾の「ます」が「やす」に聞こえる。「ございやす」「お返ししやす」。釣りに至ってはもう、幾らなのか聞きとれないほどに早い。レシートと渡された金を確かめるしか術はない。

結果からいえば、僕は彼女にギャップ萌えならぬギャップ萎えをしたわけだが、それは風貌、雰囲気、早口であることから生じたことではない。そういった要素を含んでいるにもかかわらず、動きは遅かったことに萎えたのだ。品物をチェックする様子、釣りを数える動作、その他もろもろがスローモーションだった。これが逆なら、素早いさばきを見せつつ口調が遅かったなら萌えたかも知らん。

最初に師事した山崎剛司氏のそのまた師匠、山本智紀氏のワークショップへ通うことにした。場所もそう遠くない。4時間の長丁場で充実する。ケンケニ、サンバン、ドゥンドゥンも揃って、入れ替わりでそれらも叩く。まずはヤンカディとマクルを、今まで知らなかったバリエーションを含めてジャンベ、ドゥンドゥン。新規参入者は僕だけだったが打ち解けたかどうか。

大学生の頃に戻ったというよりも、復学したという設定なのだろう。そこは出身校ではなく、全く知らない学校だった。それでも勝手知ったる面持ちでキャンパスを闊歩する。教室に入り、最後部の席を陣取った。前に座る女性に僕は恋心を寄せているようで、ちょっかいを出す。彼女は半身の体勢になって僕と向き合い、小声で話した。僕は彼女と手を繋ぎたくて仕方なかった。横にある彼女の鞄の上に水筒が置いてあって、それをもらおうとしたら拒まれた。普通の人が飲んではいけない飲み物だというのだが、何をもって普通と判断するのか分からず、ごねてはみるものの僕はそれに固執しているわけではない。通じ合っていたいがために喋り続けた。ふと、おもむろに手を握った。それは拒まれなかった。彼女が笑ったので僕も笑った。彼女は誰なのだろう。
11月に風邪を引いて、辛い時期は長くなかったが治りきらず、年明け早々ぶり返した。原因はおそらく自転車だろう。11月の時もそうだった。冷たい風が喉に直撃する。すぐ温まった体がすぐ冷える。ケアを怠れば一発だ。

映画を頑張ろうとしてスタートダッシュをかけたのがいけなかった。今日も映画館へ行く予定だったが断念する。これからはマスクの常備を心がける。立体型が好きなのだが、いかんせん顔が大きいのでふちの部分が直ちに伸びきるのが難点。
手紙やそういった類のものを書くのは嫌いではない。しかし年賀状のような、行事のにおいがするものは苦手である。返事は書くが自分から率先して出すことはなくなった。

だいぶ時間が経っていよいよ切実になり、返事をしたためようとしたところ、6枚あったはずが5枚しかない。7年前、結婚式に招待してもらった夫婦からの年賀状が見当たらない。得意の紛失癖がここでも顔を出したか。最悪の場合、共通の友人から住所を聞きだしてから書こうと思ったのが昨日。とりあえず5枚を投函した。

そして今日、7年前に結婚して子供を二人もうけた夫婦から年賀状が届いた。始めから5枚だったのだ。なぜ僕は彼らからの年賀状があったと勘違いをしていたのだろう。