日本シリーズ第2戦、6回終わって3-5で中日が2点ビハインド。西武の攻撃に比べて中日のそれは明らかに時間が短く、松坂から5点をもぎ取るのは不可能だと判断し、見ていて辛いのでテレビを消した。昨日の初戦はフルイニング観賞した。結局中日は日本シリーズで勝てないチームなんだと、今日の勝ちはおろか優勝も諦めて布団に入る。

30分は経っていないだろうか。経過が気になりネットでチェックする。勝ち越しているのを確認すると、喜び勇んでまたテレビをつけた。7回裏に5得点。立浪が同点となる3ランを打ったようだ。試合を捨てた自分を恥じつつ、ウヒャウヒャと小躍りする。

8回、英智がタイムリー3累打でヘッドスライディング。昨日のエラーがショックだったのか彼は髭を剃っていた。9回には何でもないライトフライをしっかりキャッチする英智には安堵の表情が受け取れた。チーム1,2を争う俊足に、球界きっての強肩の蔵本英智は、数年前までプロレベルだと野球が下手だった。高い身体能力を誇りながら活かしきれていなかった。MAX145キロの肩で、一時は投手転向の話も出ていた。それがどうだ。キャンプで相当な練習を積み、メジャー級の守備のスペシャリストにまで成長した。初のシリーズ経験、シーズン後半での怪我で初戦は普段のプレイができなかった。それを払拭して余りある今日のプレイだろう。

さあ、これからスポーツニュースをハシゴしよう。
DJプレイをCDでも楽しめるCDJを購入しようかと試みている。自分の好きな音楽だけを繋げたり、[ウチシバクン]とクラブイベントを企てたりと、何かと楽しそう。しかし、今までCDラジカセで音楽を聴いていた僕はプレイヤーやミキサーの他にアンプとスピーカーも買わなくてはいけないことに最近気づいた。膨大な額になりそうだ。浪費癖が抜けない今、結局勢いで買うにちがいない。なるべく頑張らず、なるべく楽しく生きたいと切に願っているので仕方ない。

プレイで中心の一つになりそうなのがダブ。ジャマイカのレゲエから派生し、全てのリミックスのルーツと言われるダブは、日本でも独自に育まれていった。ジャパニーズ・ダブ界でもビッグ・ネームと言えるこだま和文、朝本浩文、内田直之、TICO、藤原ヒロシなど錚々たるメンツが揃ったアルバム「重音 Dub In Japan」を購入する。DJするときにネタとして使えそうだなと、よこしまな考えが頭によぎりつつレジに並んだ。これではいかん。遺憾。純粋に楽しむということを忘れてはならない。

オムニバス
重音-DUB in JPN
古びた床屋を発見した。何かの舞台のチラシで使われていた場所とたぶん同じ。青い扉がオシャレである。夕方だが閉まっていた。もう営業していないのかもしれない。ちょうど写真を撮ろうとしていると、裏の銭湯の煙突から煙がモクモク出始めた。気持ち良さげな一角。床屋で刈った後に風呂屋に入る…。想像しただけで恍惚となる。
久しぶりに漫画を買った。安達哲の「バカ姉弟」。全編カラーで各900円と少し高い。この人はエロ漫画ばかり描いていると思っていたら、こんなものまで作れてしまうのか。両親と離れて巣鴨に住む推定3歳の姉弟が、下町の人々に愛されながら暮らす日々を切り取る。詩的で幅が広いコメディーだ。台詞から効果音まで書かれている日本語が練りこまれている。似た作り方で西原理恵子の「ぼくんち」も好きだった。阪本順治が監督して映画化されたが、それはひどかった。西原もギャンブルや放浪記が専門だとばかり思っていたが、絵本のような漫画も描けるのかと感嘆した記憶がある。漫画家は懐が深い。

安達 哲
バカ姉弟 (1)
サマンサ・モートンに欲情した。彼女が一人、画面に大きく映し出されるシーンが多いが、それに耐えうる表現力・佇まいを用いている女優は多くない。白いもち肌と丸いおでこ。必要以上にエロスを感じた。彼女が演じるマリアは上海に住む、マイケル・ウィンターボトム監督言うところの「社会のルールに逆らって生きようとし、好きなことをすべきだと信じる犯罪者」である。マリアから発せられる言葉は英語、スペイン語、中国語などいろいろと混じっている。アジアの途上国に訪れると、近代的な高層ビル群のすぐそこに混沌としたスラムやダウンタウンが広がる。ウィンターボトムもそこを訪れてカオスを感じとったのだと推測する。ロケーションも西洋の近代都市、イスラムの町並み、アジア圏の街も出てきた。多人種、多言語が入り乱れる近未来カオス。時代が進むにつれてますますボーダレスは進む。

久しぶりにサウンドトラックが欲しくなる映画だった。ウィンターボトム作品は音楽と映像が切っても切れない繋がりがあるようだ。クラブで「Should I Stay Or Should I Go?」を歌っている男はクラッシュのミック・ジョーンズというから人脈はさすが。よく流れていたノーマン・クックによるユニットの「song #6」が劇場帰りの自転車でループする。コールド・プレイの曲も印象的だ。グウィネス・パルトロウの旦那は声がボノに似ている。気がする。のは気のせい?
韓流その2で「ほえる犬は噛まない」。最近ビデオを借りるときは、勝手に関連付けした2本を借りている。ポン・ジュノ監督はこれが長編1作目とは思えない出来だった。ストーリーのテンポが小気味よく、ユーモアに溢れている。邦画と近い匂いがする。韓国映画を数えるほどしか見ていないので一概に言えないが、日本映画に影響を受けているのかもしれない。マンションの管理事務所に勤める女の子ヒョンナムが、そこのマンションで起こる犬の失踪事件を解明しようと奔走する。観賞前はそのヒョンナムが主人公と捉えていたが、犬の失踪に関わっているそのマンション在住の大学講師ユンジュが軸になって展開しているようにとれた。対人関係が不得手で大学教授になれず、家庭でも稼ぎの良い女房に頭が上がらない。フラストレーションがたまっていくユンジュのほうが比較すると掘り下げられている。ユンジュの奥さん、ヒョンナムの女友達、コリアン女性がハングルですごむと迫力があって怖い。

韓国には犬食の文化が実際にあるという話を聞いたことがある。映画とは逸れて、犬食に対して「かわいそう」とかそういった類いの感情は沸かないが、虐待だと騒ぐ動物愛護団体があるのには驚いた。菜食主義者以外はどんな肉を食べようと同じだろうに。
久しぶりに[ウチシバクン]と飲む。いつものように映画・音楽の話で盛り上がる。映画製作熱・DJデビュー熱を呼び起こされた。「誰も知らない」を否定され、肯定派にまわるが4分6で負けた。また刺激を受ける。早々に仕事を切り上げ、酌み交わすことは非常に楽しい。原始的として、根源的にそこに行き着くとして、他者との交流・共感・議論は最たるオフであろう。音楽然り。スポーツ然り。映画然り。
西武パ・リーグ制覇。シーズン当初はプレーオフとはいかがなものだろうと思っていた。お、おもしろかった。短期決戦だけに決死の勝負を見ることができた。今日は西武が松坂を6回で降板したとき、彼の性格やピッチング内容を見て豊田にダイレクトで繋いだほうがいいのではないかと思ったが、今までの西武の勝ちパターンが継投策だったので、結果的に同点に追いつかれたとしても、これで良かったのだろう。松坂続投なら伊東監督の信頼が崩れたかもしれない。セットアッパーのプライドを傷つける。投手の継投、選手の信頼というチームカラーは中日と似ている。

その中日も今日の大勝でリーグ戦が終了。今年は安心して見ていられる試合が多かったのではないだろうか。一喜一憂することがなかった。一芸に秀でた選手が適材適所で活躍する。監督の顔色をうかがう星野野球から完全に脱却できただろう。ダイエーのほうが組みやすしと感じたが、俺竜に期待したい。4勝2敗で中日。MVPは岩瀬。
ブンレツグランマがショートステイに5日間入ることになった。ブンレツさんは少し肩の荷が下りる。ソウウツシニアに夕飯をご馳走になった。彼にしてみれば久しぶりに家族3人の時間が嬉しかったのだろう。テーブルから入口が見える。武豊の弟に似ている人がいるなあと思っていたら、連れている女がアヤパンに似ていた。本物だろうか。
韓流に乗って「悪い男」を借りた。監督のキム・キドクは中卒で工場勤めの後に軍隊に入り、31歳のフランス留学中に初めて映画を見て、それから映画界に入ったらしい。異端児だ。

異端児ゆえの強さを感じた。美しいまでに不器用な主人公の男・ハンギが、惚れた女・ソナを手にいれるため尽くす。多義で荒々しかった。まずヤクザのハンギ。一目惚れした女子大生のソナを娼婦におとしめる。客に抱かれるソナを、マジックミラーの向こうからただ見つめるハンギは実直だった。傷つけながらしか守れず愛せない。ソナも転落していく人生を抵抗しながら受け入れていく。ハンギの愛の大きさに気づき、彼も受け入れていく。演出もまた粗暴ながら叙情的だ。ハンギとソナが出会い、別れる公園のシーン以外はどこかくすんでいるような映像に見えた。マジックミラーに張られた、顔の部分だけない男女の写真から、鏡越しに映し出される部屋。喧騒の娼婦街で血と雨に濡れてのた打ち回る男たち。そこに美しさを見出し、表現したキム・キドクは、映画界の安藤忠雄だ。学歴がなくても独学で上ることができ、迎合しないで独創力を保ち続ける力が羨ましい。