来月に養護施設でタリキホンガンズのライブがある。メンバーの中で企画を持ってきた人が仕切る、という暗黙のルールがあるのだが、今回は前回よりもアフリカン・リズムからさらに遠ざかった選曲となる。ジャンベには、トラディショナルのリズムから入る人と、ドラムまたはパーカッションの一つのツールとして捉える人と、2通りのアプローチがある。僕は前者でありながら後者にも理解を示しているつもりだったが、自分の好みのジャンルでないと全く楽しそうに叩いていないことを、一期JAMとタリキホンガンズ両方で一緒にやっている友人に指摘された。まだまだ子供だ。
映画のDVDを購入することなどほとんどなく、気まぐれで買ったものが数本あるだけだが、今日はその気まぐれで「グーニーズ」を買った。あの、映画館での感動が僕を映画好きにさせたといえるかも知らん。最も多く見た作品でもある。買ったのは1500円と安かったからでもあるが、あまりに安価であると思い出の値段まで下げられているようで複雑だ。
絶体絶命の窮地に立っている。逃走むなしく追っ手に捕まり、刃を向けられていた。こうなっては如何ともしがたく、リセットして数時間前に戻るという選択をとった。命を狙われているという危険を感じながらもこれは夢であるという意識もあるようで、ゲームか映画か、そのようなものと人生が同等になってやり直す。どうせなら4歳くらいからやり直したい。
ブンレツグランマのいるホームが夏祭りを催しているというので、それを楽しんだ。ホームのある地区の住民が神輿を担いで来る。太鼓もあった。常に肘を曲げた状態で固まっている両腕でグランマが拍手をしている。いつかはここで僕もジャンベを叩くからというとグランマは何度もうなづいた。良いところを見せたい。
ジャンベのリズムをエクセルにおこし、プリントアウトし、ファイルする、という作業を繰り返している。リズムごとにまとめたりパートごとにまとめたり、試行錯誤を繰り返して我ながら良いファイルができた。モノクロでやってきたが、ここにきてカラーの導入を試みる。それが失敗だった。色のセンスがないのだ。選択肢が多いと悩む。
三宿と三軒茶屋を結び、太子堂を走る“あいあいロード”の道幅は狭くない。徐行すれば車も行き交う。こじゃれたカフェやバー、昔ながらの小売店が混在し、時間帯によっては歩行者天国になる、地元に密着した商店街である。
びあんち号にまたがり、三軒茶屋に向かってあいあいロードを走っていると、三宿に向いて歩く女性と目が合った。互いが交差すると予想されるポイントは路上駐車した車と立ち話をしている人たちとが障害になっていた。僕が右に寄ろうとしたら彼女も僕から見て右へ、それならば左にハンドルを切れば彼女もそちらへ。そうこうしているうちに距離が近づき、結局はブレーキをかけて止まり、彼女も立ち往生した。右手の平を向けて「すみません」という僕の言葉は彼女の言葉と全く被った。僕はもちろんのこと、向こうも気を悪くしていなかったと思う。
体勢を立て直してそれから数十メートル、僕から見て左にある青果店に、道を横切って行こうとする女性がいた。それならば右を、その女性の背を通るように行こうとしたが、彼女はきびすを返す。衝突しそうになり「おああ」と声をあげてその時に初めて彼女は僕の存在に気づいた。結局はブレーキをかけて止まり「すみません」と言ったのは彼女のほうだけだった。僕は悪くないという意識があったのだ。
体勢を立て直してそれから十数メートル、自転車に乗った少年がこちらに向かってくる。周囲には何もなく余裕で回避できると思っていたが、彼は僕を視認してからずっとハンドルがガクガクして、しまいにはペダルから足を下ろした。それを横目で見ながら通り過ぎる。その間に交わした言葉はない。荒んでいるのか僕は。
びあんち号にまたがり、三軒茶屋に向かってあいあいロードを走っていると、三宿に向いて歩く女性と目が合った。互いが交差すると予想されるポイントは路上駐車した車と立ち話をしている人たちとが障害になっていた。僕が右に寄ろうとしたら彼女も僕から見て右へ、それならば左にハンドルを切れば彼女もそちらへ。そうこうしているうちに距離が近づき、結局はブレーキをかけて止まり、彼女も立ち往生した。右手の平を向けて「すみません」という僕の言葉は彼女の言葉と全く被った。僕はもちろんのこと、向こうも気を悪くしていなかったと思う。
体勢を立て直してそれから数十メートル、僕から見て左にある青果店に、道を横切って行こうとする女性がいた。それならば右を、その女性の背を通るように行こうとしたが、彼女はきびすを返す。衝突しそうになり「おああ」と声をあげてその時に初めて彼女は僕の存在に気づいた。結局はブレーキをかけて止まり「すみません」と言ったのは彼女のほうだけだった。僕は悪くないという意識があったのだ。
体勢を立て直してそれから十数メートル、自転車に乗った少年がこちらに向かってくる。周囲には何もなく余裕で回避できると思っていたが、彼は僕を視認してからずっとハンドルがガクガクして、しまいにはペダルから足を下ろした。それを横目で見ながら通り過ぎる。その間に交わした言葉はない。荒んでいるのか僕は。