ウィスキー 南米の一国ウルグアイは映画製作が盛んでないようで、日本公開作品も本作が1本目となる。初物に手をつける。

ハコボが経営する小さな靴下工場にはハイミスのマルタの他2名が働いていた。ハコボはカフェで朝食をとってから工場に向かい、シャッターの前で待つマルタと挨拶を交わし、機械の電源と灯りをつける。マルタはハコボにお茶を入れ、他の従業員が出社する。終業するとマルタが従業員のカバンの中身をチェックして見送り、ハコボと二人でシャッターを閉める。ほぼ同じ構図、ほんの少しだけカメラをずらしてこの毎日を3日続けた。単調な毎日の表現としてだけでなく、これは最後の伏線にもなっていた。

またその3日間は、ハコボが訪れてくる弟エルマンに見栄を張るためマルタに妻を装うことを頼み、その準備をして、マルタを家に招待する日々だった。ハコボとエルマン、マルタの3人の偽家族生活が始まる。マルタの変貌ぶりに目を見張った。それはドラスティックではなく些細な変化で汲み取れる。写真を撮る際の「ウィスキー」での表情が柔らかくなる。

ユーモア溢れる作品ではあるが、伏線もあってかラストが物悲しい。無口で武骨で不器用な男は、饒舌で陽気で器用な男に破れたような。余韻と様々な解釈の選択肢を残した。ただ僕は辛く思えた。

こういった類のものが流行っているのか、Musical Baton の次はComic Batonが回ってきた。「まきすけの有害ブログLv50 」まきすけさんからバトン返し。

1:あなたのコミックの所持数は?
 -おそらく100冊前後

2:今読んでいるコミックは?
 -特に無し

3:最後に買ったコミックは?
 -「バカ姉弟」4巻

4:よく読む、または思い入れのあるコミック5つ
キン肉マン(ゆでたまご)
花男(松本大洋)
サバイバル(さいとうたかを)
鮫肌男と桃尻女(望月峯太郎)
バカ姉弟(安達哲)

5:バトンを渡す5人
mel・o・dramatic 」ミレイさん
ドクドク、しませう 」comuneko0701さん
ムッシュつみれの鬱と不眠の写真日記 」つみれさん
旅するサンバ 」sariさん
diario 」shokoさん

山崎湯 そういえば夏至とはいつだったっけかと調べてみると、それは6月の21日頃でそろそろである。あとは日に日に陽は短くなるばかり。気候に思いを馳せると自転車に乗りたくなり、遠めの銭湯へと出かけた。

山崎湯 梅丘2-14-15

ダイナミックにそびえる煙突を根元から眺める。マンションに組み込まれた銭湯を新型、大規模な改造をしていないと思われる昭和的なそれを旧型とするなら、新型でこれほど見事な煙突はそうない。

温度調節が利かないシャワーが常だが、ここはなかなか熱い。ちょびちょびと浴びていると、温度が熱したり冷めたりと落ち着かなかった。浴槽は赤外線が施されたバイブラと超音波も兼ね備えたジェット。オプションが嬉しい。もっともらしい但し書きは、読むことに効能がある。

湯船に浸かりながら他の利用客を見る。これもまた銭湯の楽しみだ。白髪交じりの長髪が絡み合っている初老の男性がいた。浮浪者然とした容貌が、洗髪すると打って変わってまるで仙人になる。体も丹念に洗い、垢が落ちる様子は、見ているこっちもすがすがしい。

帰りは往路と1本ずらした道を行く。遅くまで営業している釣堀を発見した。住宅街に佇むそこは陽が落ちても煌々と輝いている。また別の日にとっておこう。

交流戦全日程が終了。ロッテの1位は素直に喜べた。これほどまでに先発が安定感したチームを未だかつて見たことがない。はここ15年くらいでも最強かと思われる。戦前の予想 と最終順位結果を比べる。

結果(予想)
1位 ロッテ(3)
2位 ソフトバンク(2)
3位 阪神(1)
4位 巨人(8)
5位 ヤクルト(5)
6位 横浜(6)
7位 オリックス(9)
8位 西武(7)
9位 中日(4)
10位 日本ハム(11)
11位 広島(10)
12位 楽天(12)

ドンピシャで当てたチームはソフトバンク・ヤクルト・横浜・楽天の4つに終わった。しかし広島と日本ハムは10位11位が入れ替わっただけ、ロッテ・阪神・西武・オリックスは誤差2以内の順位差で、まずまずの予想ではないだろうか。なにしろ中日が弱すぎた。

diario 」のshokoさんからMusical Baton(詳細 )を受け取った。

1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
 -保存しておらず0


2.今聞いている曲

アーティスト: Yo La Tengo
タイトル: Prisoners of Love



3.最後に買った CD
 -レイ ハラカミ「lust」


4.よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲
Y.M.O「Technopolis」 
Simon & Garfunkel「Cecilia」
Soul Flower Union「満月の夕」
Underworld「Rez」
キセル「方舟」

聞いた年代順。ロックを選ばない自分に驚愕。


5.バトンを渡す 5 名
まきすけの有害ブログLv50 」まきすけさん
MEL・O・DRAMATIC 」 ミレイさん
地味魂~マイナースピリッツ~ 」ヲッさん
NanNan RECORD 」nanchansenseiさん
スカトロの神様 」4070さん


DEAR まきすけさん、ミレイさん、ヲッさん、nanchansenseiさん、4070さん
いつもお世話になっております。この記事をトラックバックさせていただきます。ご迷惑でしたら申し訳ありません。拒否権もあるらしいので無視していただいても結構です。今後ともよろしくお願いいたします。

結婚式 中学、高校と一緒だった友人の披露宴に呼ばれる。3年ぶりの再会だった新郎は丸々と肥えていた。聞けばピザーラの店長ということで、まさにピザでも食って何とやら。参加者には卒業以来の友人も多く、それぞれ懐かしむ。ガータートスでは見事にそれを受け取ってしまった。次の花婿候補は、申し訳ないが時間がかかりそう。披露宴はその友人らしさが表れたフランクな催しだったが、どうしてもああいう場所は疲れる。

式が終わり、友人連中とゆかりの神社へ訪れた。駄菓子屋で紙飛行機を買い、それで戯れる。大きな紙袋を持ったスーツ姿の三十路前4人が、バタバタと境内を走り回る。その当時を思い出した。2次会には参加しないつもりだったが、皆行くというので僕も出席することにした。昔話に花を咲かせる。

ほろ酔いで帰りのバスの中、黒澤清監督と同乗した。握手をしてもらい新作の「ロフト」と「楳図かずお 恐怖劇場」を楽しみにしていると伝えた。今日の良き日に花を添える。

よく通る道沿いで、いつの間にか更地になっているところがあった。今となってはそこにあった建物がどんなものだったか全く思い出せない。ぽっかり空いた土地に哀愁を感じた。廃墟も然り。生活感が残っているか否か、しかしそこには人がいた。

全く僕とは無関係の代物なのに、なぜか虚無感が漂って少し寄り道をする。そして人を考えた。例えばずっとここ日本で暮らすとして、さらなる仮定で僕が生涯に出会う人間が10万人としても、総人口の0.1%にも満たないわけだ。まさしく無関係。それでも無関心を装えない。決して博愛主義でなく、ただ更地や廃墟に侘び寂びを感じる。そんなことをめぐらせていたら迷子になった。

今日勝って中日は交流戦を15勝21敗で終えた。先制されたが、よくぞ逆転してくれた。頼りにならないクリーンアップやセットアッパーの尻拭いをさせられて、井端と岩瀬は毎度偉い。顔も役割も地味だが彼らが支えてくれている。とはいっても今日はウッズが通算100号メモリアルアーチが決勝点。岡本は相変わらずの勝ち星ゲッターで川上と並ぶ勝ち頭となった。どうも釈然としないが、白星を稼いでいるうちに調子を戻してほしい。

開催前は楽しみだったのに、終わってみるとやっと開放されたと安堵感すらある。中日の内弁慶ぶりをまざまざと見せつけられた。レギュラーシーズンに戻ればチームも上向きに、という楽観視はどうもできない。しばらくは阪神とヤクルトに離されないこと。

ブンレツさんとブンレツグランマの家のトイレは介護仕様になっている。車椅子ではドアの開閉が困難なので、トイレに扉がなくカーテンで仕切る。手すりとウォシュレットも必需品である。このトイレが僕には不得手だ。扉がなくて音が聞こえることは全く気にならないのだが、ウォシュレットに苦戦している。

「お尻」ボタンだと肛門に当たらない。どうあがいても噴射が的とずれる。それで「ビデ」ボタンにして広範囲を洗浄してもらうのだが、やはりこれでは物足りない。今日は尻を最大限よりさらに後ろへと下がり「お尻」ボタンに挑戦した。何とかヒットさせた。

水圧を「強」にするとこれが予想外の勢いで、肛門を刺激する。再びもよおしてきた。快便よろしくウォシュレット「お尻」を押す。水圧がさっきのままで、三たびもよおしてきた。軟便よろしくウォシュレット「お尻」を押す。水圧をとっさに戻した。浣腸をされたような心地で、気分が良いのか悪いのか分からない。

お通じの良さは親族でも評判で、大便はアベレージで日に3度を超える。トイレを長く占領することもなくまさに理想系だと信じていたが、敏感であることが分かった。

コーヒー&シガレッツ ロングランで公開終了間際、レイトショーになっているのに客足が途絶えない。ジム・ジャームッシュともなればリピーターも多そうだ。日本においてはインディペンデントと呼びにくい。短編オムニバスで、セリフのリンクはあるものの、11の作品はストーリーが絡まない。となると映画館における他者との感性の共有は少なくなる。観客の笑いのつぼはそれぞれだった。あちこちで笑い声が聞こえるが、それはまばらである。各々のジャームッシュ観がある。

ロベルト・ベニーニとスティーヴン・ライト、イギー・ポップとトム・ウェイツが互いを探り合いながら繰り広げる会話はおかしい。スティーヴ・ブシェミやビル・マーレイの給仕はユーモアに富んでいる。「COUSINS」「COUSINS?」でのやり取りは心理面までうかがい知れる。元々ある程度のパブリック・イメージを持たれている著名人が、そのままの役柄で「なるほど」「らしい」と感嘆してしまう。

ラストを飾った「CHAMPAGNE」の空気だけが特殊に感じた。日常を切り取った他10本に比べ、異質で詩的な空間を醸し出している。タバコとコーヒー、その余韻に包まれて幕が閉じた。

どのシチュエーションでも「Cheers」とテーブルを真上から捉えた画を欠かさなかった。二人以上の人間が揃い、まみえたことを祝す。これが本作の一貫したテーマのように思えた。真上からカップと灰皿の画は、手が写ることがあっても人物までは広げない。テーブルやフロアにチェックの柄。コントラストを楽しむ。