さっき書いていた記事が消えてしまい少し落ち込んでますが、
そんなことで折れてられないので別の話題で。
書きたかったものはまた気分が向いたら書こうと思います。
憲法9条や集団的自衛権の問題が出ると、
たまに話に出てくるのが「憲法改正」
…そもそも憲法って?
これ、大人の方でも勘違いされている方が多いらしいです。
憲法は本来、政府などの権力を制限するものです。
その制限をかける人は国民です。
え?と思われた方は恐らく間違えて覚えています。
国家や政府は国民の行動や思想、身体・精神における自由を制限することが出来ます。
例えで言えば刑法です。
人を殺してしまったら捕まりますよね?
殺したら捕まるということは「人は殺してはいけない」
これは行動を制限しています。
「殺したら捕まる」
こっちは身体の自由を制限していますよね?
このように国家は国民の自由を奪うことが出来ます。
それだけ力が大きいということですね。
もし国家のトップが独裁者みたいな人で
国民の自由を次々と奪っていってしまったら…
覚えのない罪で捕まってしまったら…
…などなど。
そんなことがあったら不安で寝れなくなってしまいます。
そこで登場するのが憲法です。
憲法は「国家(政府)に対する約束事」
つまり「これだけはしないでくれ!」といった要望になります。
憲法9条で日本は戦争の放棄をしています。
つまり政府に対し、「戦争はしないで」と国民が言っているということです。
しかし、最近話題になる「憲法改正」、国民からの声があまり聞かないのですが、
9条による制限を排除するために政治家たちが主張しているように感じます。
国民が政府に対し、制限をしているのにも関わらず、
権力側である政治家が邪魔だからと言って変えてしまっていいのでしょうか?
日本では明治憲法時も現行憲法でも国民が定めたことはありません。
だからこそ憲法に関して、意識が薄いのかもしれません。
でも、自民党の憲法改正案を見てみると
「改正」というには変更が大きく、
「新憲法の制定」に近い形となります。
新憲法の制定は、
普通であれば革命など、国家が崩壊し、
新たな国家が作られるようなことがなければ、まずないです。
現状の憲法の制限は確かに権力側からすれば
かなり身動きのとりづらいものかもしれませんが、
現状の憲法によって保障されている
現在の生活に不満を抱いている人は少ないのではないでしょうか。
むしろ、新憲法の制定により
国内の混乱が起きるのではないかと不安だらけです。
憲法を改正するのであれば、
権力側ではなく、国民から議論の声が出てくるといいなと思っています。