さて、光悦寺を後にして向かった先は 京都観光のメッカ、金閣寺です。
建てたのは室町幕府三代目将軍、足利義満。
正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ) ですが、
舎利殿に金箔が貼られていることから 金閣寺の名称で親しまれています。
まずは参道。 想像以上に広くてビックリ!
参道脇の庭もきちんと手入れされています。
真っ直ぐな参道を進むと見えてくる総門。
さすがにこの時間 (夕方4時すぎ) になると 修学旅行生や観光客もぐっと少なくなり、
ご覧のように観光客が写っていない奇跡のショットを撮るチャンスにも恵まれます。
総門の奥にある受付で 拝観料400円を支払うと パンフレットと一緒にお札が渡されます。
このお札が入場券代わりになるらしく、境内に入る前にこのお札を係員さんに見せます。
さて、もらったお札を見せて中へ入ると、池の向こうに まばゆい黄金の建物が!!
金閣寺の登場です。
こんなに金ピカな建物なのに、なぜか周りの景色と調和がとれています。
本当に不思議ですね。
金閣寺を美しく見せているのは、手前の池 (鏡湖池) や後ろの山々と言われていますが、
確かにこれらが揃わないと、ここまで美しく魅せることはできなかったかもしれません。
ちなみに この池に配されている石は名石奇岩らしく、当時の諸大名は競って石を献納したそうです。
また、舎利殿の二層と三層は漆の上から純金の箔が貼ってあり、(なぜか一層には貼られていません )
一層は寝殿造り、二層は武家造り、三層は中国風の禅宗仏殿造りになっています。
各階で異なる建築様式を用い、三つの様式を見事に調和させているのも大きな特徴のようです。
なぜ 義満は三つの建築様式を織り交ぜた建物を建てたのでしょう。
なぜ 建物に金箔を貼ってみたのでしょう。
ネットで調べたかぎり、理由は諸説あり よくわかりませんでしたが、
対外的な権力・財力の誇示、 公家よりも武家の方が上である考えの象徴
という説が一般的なようです。
というのも、この時代は3つの勢力 (幕府=武家、 朝廷=公家、 寺社=僧侶) があり、
朝廷は南朝と北朝に分かれていた時代。 加えて、巨額の富をもたらす明との貿易を
義満が熱望していた、という背景があります。
そこで義満は3つの勢力をまずは掌握して、
武家ながら実質的な最高権力者として君臨することはもちろん、
最終的には明との貿易を手に入れる策を講じました。
野心家ですね~
結果、義満は公家化したことにより、武家だけでなく公家勢力も自分の支配下に入れ、
その後、出家することにより寺社勢力も掌握、 最終的には明との貿易を手に入れたそうです。
以下、Wiki からの抜粋です。
1383年 名実ともに公武両勢力の頂点に上り詰める
1392年 南北朝統一を実現
1395年 出家 (残る寺社勢力を支配する地位を得ようとしたため)
1397年 金閣寺を建立
1404年 日明貿易開始
1408年 死去
金閣寺は前にも述べたとおり、異なる建築様式を用いており、
一層目には金箔がなく、二層目と三層目には金箔を貼っています。
一層目 寝殿造り (=公家の住宅様式) + 金箔なし
二層目 武家造り (=武家の住宅様式) + 金箔あり
三層目 中国風の禅宗仏殿造り + 金箔あり
つまり、武家の出身である義満は 「公家は武家の下にあるんだよ~ 」 という誇示のために、
更には 明との国交回復を見据え、義満の財力・権力を明に対して誇示するために
金閣寺を建てたのでは、と言われています。
この他にも、3層目は義満自身を象徴しているとか、明に対する媚であるとか、
いろいろな説があるようですが、今となっては真実はわかりません。
いったいどんな思いで義満は金閣寺を建てたのでしょうね。
金閣寺を堪能した後は境内の散策です。
まずは京都三松の一つに数えられている 名松 「 陸舟(りくしゅう) の松 」
この松は義満の盆栽を地植えにし、舟の形に仕立てたと伝えられています。
樹齢は600年とのこと。 それほど長寿の松には見えなかったなぁ。
そもそも舟の形にも見えなかったわけで、私にとっては立派な松 という印象でした。
金閣寺は回遊式庭園になっているため、ご覧のように池の周りを散策することができます。
遊歩道に沿って歩いていると金閣寺の裏側へ。
写真を撮っていた時は気がつきませんでしたが、
こうやってみると一番上の屋根から伸びている棒みたいなものが気になります。
なんだろう??
ネットで調べてみると 雨どいであることが判明。
写真をトリミングしてみると、確かに雨どいであることがわかります。
西側には船着き場と池に突き出た漱清 (そうせい・釣殿) があります。
義満もここから舟を浮かべて、四季折々の風景や宴を楽しんだのでしょう。
さらに先に進むと、義満がお茶の水に使ったと伝えられる泉(=銀河泉) や
手洗いに用いたと伝えられる水 (=厳下水) などがあります。
厳下水
高台から眺める鳳凰。 金閣寺の頂にいます。
こちらも高台から。 キュートな顔の鬼瓦さん
さらに先に進むと、数寄屋造りの茶席 夕佳亭 (せっかてい) があります。
夕日に映える金閣が殊に佳い (よろしい) と言うことから、夕佳亭と名付けられたこの茶室。
茅葺のひなびた姿が金閣寺とは対照的で、義満もやるなぁ、、、なんて思っていたら、
義満の死後、江戸時代の茶道家が建てた茶室であることが判明。 納得です。
最後は出口付近にある不動堂にて軽くお参り。
不動堂に祀られている本尊は弘法大師作 と伝えられています。
以上、一時間以上かけて境内を散策しましたが、
あまりにも金閣寺のインパクトが強すぎて、他はほとんど記憶に残っていないのが現実です。
それぐらい金閣寺の印象は強烈だったのでしょうね。
あと 金閣寺は拝観経路が一方通行のため、
撮りたいものがあったら、とりあえず撮っておくことをおすすめします。
というのも、私は拝観経路が一方通行だったことを知らず、
写真は後で撮る予定で サクサクっと境内を一周したら、いきなり出口に到着。
拝観経路を逆走する勇気もなく、受付で事情を話して再入場させてもらいました。
お札を持っていれば再入場することは可能なようですが、
やはり時間のロスにもなってしまうので、とりあえず撮りたいものはとっておくべし、ですね。
次は京都旅行 2日目、嵐山方面の散策です!
~ 京都での甘味 ~
都路里 (つじり) の都路里パフェ

















