京都旅行 1日目(光悦寺) | 鎌倉 ☆ 散歩 

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写真付日記です。
出没地は鎌倉、逗子葉山、神田界隈。
鎌倉をこよなく愛しています!

次に向かった先は光悦寺。


源光庵から徒歩2分ぐらいのところにあるお寺です。


入口に掲げられている案内板をみると、


ここは本阿弥光悦にまつわるお寺であることがわかります。









ちなみに光悦とは江戸時代初期に活躍した芸術家で、刀剣鑑定を家業としながらも


書道や陶芸などで数々の名作を残した偉人です。


パンフレットには 「元は加賀前田侯の扶持200万石を父の代より受け、


禁裏 (天皇が常に居住しているところ) や将軍家および諸大名の御用もつとめていた」


と書かれていたので、けっこう将軍家と近しい立場にいたことがわかります。



50代後半になると徳川家康からこの地を与えられた光悦は、


そこに一族縁者をはじめ、種々の工芸にたずさわる職人たちと住居を構え、


芸術家村ともいえる工芸集落を営んだそうです。 



才能豊かな光悦にとって、この芸術村での生活はとても有意義だったのではないでしょうか。


その後亡くなるまでの20年強、アーティストとして作品作りに没頭しつつ、


経営者としての手腕も発揮しています。 本当に多才な人だったんですね。



しかも当時としては随分と長生きで 79歳で永眠しています。


光悦のお母さんも90歳で永眠しているので、長寿の家系だったことがうかがえます。







さて、新緑に囲まれた細い石畳が光悦寺の入口です。










この石畳、源光庵の参道の石畳と似ていますね。


緑のトンネルが石畳の美しさを さらに引き立てていて、


紅葉の時期には真っ赤に染まることが容易に想像できます。




門を入ってしばらく歩くと、左手に茅葺屋根の鐘楼が見えます。


この茅葺屋根の鐘楼、今では数が少なくなっているらしく、


こうやって残っているのは比較的珍しいそうです。


しかし、報国寺(鎌倉) で茅葺屋根の鐘楼を何回も見ている私とって、


この鐘楼の有難味はイマイチ実感としてわきません。




とはいえ、よく手入れされた茅葺はとても美しく、日本の美を改めて感じることができます。


鐘楼のてっぺんにちょこんと乗っかっている屋根瓦もご愛嬌ですね (^^)



2014.07.28 京都旅行 1日目(光悦寺)






この光悦寺で一番有名なのがコレ。  竹を斜めに組んだ生垣、光悦垣。








光悦垣という名前がついているぐらいだから、光悦が考案した生垣なのでしょう。


平面的な菱形の格子部分と、垣根の上の丸みの部分が良い感じに調和されていて、


ご覧のとおり、大きな垣根なのに透かし垣のせいか、あまり自己主張していません。


本当に良くできていますねぇ。 恐るべし、光悦垣。









茶道においても精進した光悦は、茶碗などの茶道具の名作を残すとともに、


茶道の奥義も極めたと言われています。


だからなのか、光悦寺には7つの茶室が設けられ、


境内には大虚庵や本阿弥庵などの茶室が散在しています。


似たような茶室が所狭しと建てられている境内は、一言で言えば 地味!の極地。


見方を変えれば、侘び寂びをじっくりと味わうには、もってこいの場所と言えるでしょう。




光悦垣に阻まれて、そばに近よることすらできない大虚庵。


茶室は全て雨戸が閉まっているため、中を見ることができません。








見晴らしのいい場所に建てられた本阿弥庵。








本阿弥庵の前から見る景色はこんな感じで、 








鷹峰三山 (鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰) を望む景勝地であることがわかります。


加えて、鷹峯(たかがみね) という地名が、鷹ヶ峰からきていることもわかります。










結局、この光悦寺も一組しか観光客はいませんでした。


金閣寺から近いのに、意外と観光客が訪れない鷹峯地区。


紅葉の時期も素敵ですが、新緑の時期もかなりオススメです。  









光悦寺からの帰り道、市バスに乗っていたら、とても素敵な醤油さんを発見!


すぐに下車して醤油さんの店先に向かいます。


気兼ねなく こんなことができるのも一人旅の醍醐味ですね。




素敵なお醤油さん、 松野醤油。







由緒ありそうな店構えの前には








大きな樽が置かれています。








本当はお店の中に入りたかったのですが、


老舗っぽい雰囲気に圧倒されて、中へ入るのをためらってしまいました。



ちなみにこの松野醤油、 創業1805年の老舗中の老舗。


木樽に二年以上寝かせて作る醤油は味も香りも格別のようで、


京都では名の知れたお店とのこと。


くぅぅ、、、こんなことなら勇気を出してお店に入っていればよかった 、、、


ここのお店、次回に持ち越しデス。