タベゴコロ! -4ページ目

カレーのルー

市販のカレーのルーは何が好きですか?


市場での人気は、ジャワカレーやコクマロカレーが高いようです。

私は、グリコのLEEが一番好きです。その他のルーは同じグリコの

商品と言えども体に合いません。


よって、家でカレーを作るときは、絶対にLEEを使います。


ルーを使わず、本格的に作るときには、自分でスパイス調合したりしますが、

失敗も多いですし、そんなこといついつもやるわけには行きません。


ちなみに、LEEラブの走りは、やはりレトルトでした。

私は辛いのが好きで、幼少の頃から、ジャワカレーの5段階目の「大辛」を

好んで食べていましたが、それでもまだ不満足でした。


幼少札幌に住んでいた私は、札幌のデリーでカシミールカレーを食べるのが

無常の喜びだったものです。


学生の頃、LEEの10倍とか20倍を週に3回は食べてました。

レトルト1袋でご飯を3杯コースです。


そんな私ですが、ある時 運命的なLEEと出会ったのです。

それは30倍のLEE。

コンビニで見かけ、「30倍」という挑戦的なパッケージにムラムラ来て、

当然その挑戦を受けることにしました。

一口含んだ刹那、脳天を打たれるような衝撃に出会いました。

デリーのカシミールを食べなれた私にも、そのLEEの辛さは衝撃でした。


いやー、辛かった。それまでのLEEも好んで食べていましたが、

次元が違いました。痛かった。

余りに辛くて、ご飯の上にうっすらルーを乗せて、ルー1さじに対してご飯を

4口くらい一気に叩き込んでいた気がします。

辛いもの好きな私でもそうなのだから、全く食べられない人も多いのでは?

なんちゅーものを作るんだ、グリコは。そんなことを思ったものでした。


まさに万人受けを一切捨てきった潔い挑戦。

今にして思えば、最近の大会社ではこんな冒険はし辛いでしょうね。


しかし万人受けを捨て去りすぎたのか、あっという間に店頭から姿を消しました。

その剛毅を惜しみながら、その後は軟弱なレトルトで自分を慰めたものです。


確か数年前一度復活しましたよね。喜び勇んで食べましたが、こっちが辛いのに

慣れきったのかわかりませんが、大して「辛い」とも思わずにすんなり食べきれました。


ところで、ルーのLEE。

定かではありませんが、これって味変わりました?


以前はスッキリ、それこそレトルトのLEEのイズムを継承していたと思ったんだけど、

最近は何か味がリッチに、かつ甘くなったじゃぁありませんか。

味が多すぎるよー。


私の求めるLEEは、スッキリと、一本筋が通ったクリアな味。爽快な潔いカレー。

今はリッチテイストを求められるのかもしれませんが、あまり余計な味を足さないで

ほしいですねー。


とはいえ、他のルーとは全く違います。本当に美味しいです。粘度も適正ですし。

ただ、もっとシンプルにして欲しいです。これ以上 余分なコクとか甘さとか絶対に足さないで!

このカレーの良さが消えちゃう!!!


LEE LOVE!!!!

体の魔術

今日は軽い話題で。

最近、ダイエットしようと朝五時から起きてサイクリングしています。
しかし、この生活を続ければ続けるほど体重が増えてきます。

何ででしょうか。

昼飯も、体重に気を使って、カップラーメンだけとか、
コーヒーだけとか、そんな生活をしています。

炭水化物を減らす生活をすれば、体重は減るだろう、そういうことです。

が、、、、、だけど、本当に減りませんねー

炭水化物の摂取を抑えているつもりなのですが、実際は
食べまくって腹が大変なことになっています。

腹筋を毎日していますが、そういう次元でもなさそうです。

どなたか、良い方法を教えてください。。。。

低価格志向の罠

会社が大きくなると、いい点も悪い点もありますが、
上場会社というのは、やはり食品企業にはそぐわないのかも
しれません。

何が言いたいのかというと、会社組織である以上、利益追求は
当然のことではありますが、上場企業であれば、特に株主への利益還元のため、
組織の利益追求を第一優先にせざるを得ない。また、株価への直接的
影響があるため、業績の下方修正などは許されない。
食品において、既存業界の市場自体は既に飽和状態であるため、その中で
業績(利益)を毎年毎年上昇させて行こうとすると、いかに利益を自社に多く
残すかということしか考えられなくなり、その先にある消費者を無視し始める、
ということになるのは当然の帰結です。

これまでこのブログで書いてきた、流通大手に批判的な表現は、あくまで組織が
悪いのであって、中で働いている人間は、概ね真面目で問題意識もありながら、
会社の方針に従わざるを得ず、個人の意志を殺して働いている、というのが実態
です。

客数を急上昇させることは難しいですから、
同じ販売数の中で利益を上げるには
・客単価を上げるか
・利益率を上げるか
ということになります。

今はデフレに入っているので、客単価を上げるのが許されない、という状況では
利益率を上げる、つまり、原価・経費を下げるということが最も手っ取り早い
ことなのです。

例えばファミレスを例に取ってみましょう。

外食は、今値下げ合戦の展開に差し掛かっています。
ファミレスは軒並み不調で、ファストフードのような低単価高回転業界が調子良い状況です。

ファミレスは、いわゆる百貨店のような、何でも置いてあるという業態ですから、
単品で勝負してファストフードや専門店に勝てず、飽きられてきているのに加え、
価格的にも中途半端というところから、どんどん業績が悪化してきています。

そんな中、世の中の低価格路線に引きずられ、値下げやボリューム作戦で勝負をしようと
しています。
値下げをすれば一品あたりの利益額は下がりますので、業者(メーカー)に値下げを要求します。

値下げを要求するということは、メーカーも利益が減ります。メーカーも上場企業だったり
するので、利益を減らすわけにはいかないので、その分、品質を落としたりという対応を取らざるを
得なかったりします。

実は、食品業界は、昨年秋くらいまで原材料の値段がどんどん上がっていました。
そこで、外食やスーパーに値上げをしようと必死になっていた中、急に経済環境が一変しました。
その時点で値上げが成功していたメーカーはまだしも、値上げ交渉中にも関わらず、経済状況が
悪化し、値上げの交渉から、逆に値下げを要求されるようになったところもあります。
こういったところは、業績に深刻なインパクトが与えられます。

話が長くなっていますが、一連の流通の中で、メーカー・物流業者・末端業者(外食・コンビニ・スーパーなど)が
各社利益を取りながら小売価格を下げようとすると、商品の品質が下がることは間違いないのです。
これが、消費者目線をキッチリ持っていれば、先ずは質を落とさずに消費者に喜ばれる商品を提供する
ことを考えるはずですが、それが利益追求型の企業であればあるほどし辛い、ということです。

末端企業のバイヤーやマーチャンダイザーと呼ばれる、購買担当者は、「味はどうでもいいから、安いものを
提案してくれ」と平気で言います。

あるファミレスのバイヤーは、店舗でカット野菜を使っていることに問題意識を持っていて、
「カット野菜なんか使っているから、お客さんに美味しい野菜を提供出来ないんだ。だけど、
ウチではしょうがないよ。野菜切れるバイトはいないし、ロスが出るのは許されないから。」と嘆いています。

会社の方針と、担当者のジレンマ。現場の意見が会社を動かすようになれば、消費者目線の良い企業に
なるはずです。
しかし、実際は経営における数値指標管理が全てを支配している、と言っても過言ではありません。

やはり、利益追求型の企業は食品には向かないのでしょうか。。。
全ての企業がそうではありません。商品やサービスに圧倒的強みを持っている企業は、競合も
追いつけないような仕組みを作っているため、低価格路線の波に乗まれることもなく、キッチリ
顧客目線を持っている企業もあります。しかし、そんな企業は ほんの一握りです。。。

消費者が、商品への鋭い目を持たないと、この流れは是正されません。子供に変なものを食べさせないように、
先ずはまともなものと劣悪なものの見極めが出来るように、目を鍛えましょう!