タベゴコロ! -14ページ目
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子供の食べるもの

最近の食事情は危機的な状況だ、と日々感じています。
それがこのブログを書くことを決めたきっかけです。


特に、今後の日本の財産である子供たちを、変な方向に導いてはいけない、そう思ったことが一番大きいですかね。


何に対して危機感を持っているか、ということはこれから徐々に書いていきます。



初回は、そのきっかけである、子供の食べる食品について書きたいと思います。

自分が子供を授かる前には、大して気にしたことも無かったのですが、そうなってからは、子供の食べ物を注意して見るようになりました。


子供のころの味の記憶は、大人になってからも重要です。
幼少ひどいものを食べて育ち、それがベースの人間は、成人して子供を持った時、その子に酷いものを食べさせても気にならないでしょう。


例えば私は、子供の頃に食べていた鮭の味を良く覚えています。
その頃の記憶が強いため、今のノルウェーやチリの養殖サーモンは食べられません。
不健康な味・香りがするからです。
不味くて不自然と思うから、自分の子供にはそんなもの食べさせない。

こんなことはマシな方で、普段、子供が食べているものを見ると、食べさせてはいけないものが沢山あります。



特に日本の食品業界は、子供の食事に対して極めて不真面目です。

それが最も感じられるのは、外食の子供メニューです。
特に、お子様ランチの酷さがその頂点にあると思います。

ファミレスは まだマシです。最悪なのは遊園地・動物園・水族館やテーマパークの
お子様ランチです。



遊園地のお子様ランチを想像してみてください。



 ・唐揚 
 ・フライドポテト
 ・小さいハンバーグ
 ・オムライスやカレー
 ・ゼリーやプリン


こんなところが定番と思います。バランスが悪いとか、そういう次元ではありません。



皆さん、これ食べてみたことありますか?
大人はとても食べれない程ひどい代物です。



例えば、、、

唐揚は一度に全部食べずに、半分噛んで断面を見てください。
衣の層が異常に厚くないですか?


唐揚は明らかに中国産。それも一度揚げた後に唐揚を蒸したため、衣が水分を含んで膨れたものです。要は、安くするため水ぶくれにさせているのです。

中国の商品の良し悪しについては、別の機会に書きたいと思いますが、これは中国が悪いのではなく、日本側の指示でそういった安物を作っています。


肉は異常に柔らかいですよね?これは肉の調味と称して肉にも液をブクブクに吸わせているんです。これも水ぶくれ作戦です。
それでは肉の味が薄くなるので、濃い目の味の調味料で誤魔化します。
要は、水ブクれ粉ブクれの唐揚を食べさせられているわけです。



ハンバーグはどうでしょう?
食べてみてください。変な匂いがしませんか?
このハンバーグは色々なタイプがありますが、子供メニューに入っているハンバーグは激安のものと決まっています。
必ずしも原料の質自体が悪いということではありませんが、ロクなものを使っていないことは確かです。だから安いんです。


言い始めたらキリがありませんが、こういうものを子供に食べさせることに大きな抵抗があります。

でも、大人がそういうものを何の罪悪感も無く食べさせているのです。

メニューを提供する側は、とにかく原価率を下げるために不味くて不誠実なものを使う。

消費者は何の疑問も無くそれを選ぶ。

大人が食べているものも大差ないのですが、子供は自分で選べないのです。
そういう酷い、不誠実な食べ物を、親が選んで子供に食べさせているのです。

これは何とかした方が良いのではないでしょうか?



ただ、大人たちも日常酷いものを食べることに慣れているので、麻痺してしまっているかもしれません。
それについても今後書いていきたいと思います。


誠実な食というと、安易にトレーサビリティや添加物フリー、国産信奉などに飛躍しがちですが、そうではないんです。
我々が食べているものがどう成り立っているか知ること、興味を持つこと、また、如何に良し悪しを判断する目を持つか、また、食べ物の何に価値観を持つか、それが大事なのです。


産地偽装問題や賞味期限改ざんなど、それは我々自身が食に対して無知であり、ある意味無関心であることも一因としてあると思ったほうが良いでしょう。

真面目に考えれば考えるほど重いテーマです。


誰かこういうテーマを一緒に考えてくれる方がいてくれるとうれしいですね。

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