ジレンマと戯言 | アナログオーディオと音楽★NetThePopブログ

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ヤフブロ移民組

 1月1日の早朝にブログ更新をし、住所がわからない人達にラインやフェイスブックで能天気な年賀状を送信、その後午後4時過ぎに地震。揺れは感じなかったが、津波警報は自分の住む街にも出ていた。何も被害がなかったが、次々テレビ画面に映し出される被災地の様子に虚脱した。あれから1か月以上が経過。何だかブログで何も書く気がしない日々。

 6年前の9月に胆振東部地震を経験した。当時、実家で母親を介護していて、具合が悪いと言うので、救急外来に連れて行き検査を受け、取りあえずの処置をしてもらい入院ではなく様子を見るということになり帰宅した。そして数時間後、夜中に強い揺れ、ブラックアウト。何がどうなっているのかわからなくなった。近所の人が安否を確認しに来た。情報源はラジオのみ。

 その時、もの凄い不安を抱えたまま夜が明けた。目に見える家屋の被害はなかった。電気が来ないということと流通の停止で思う様に食料品や日用雑貨が手に入らないということが続いたが、それも数日で解消された。実家の水道は大丈夫だったが、自分の住んでいる4階だての集合住宅は停電で水道のポンプが止まり断水になった。

 天災が起こるとジレンマも起きる。もっと若くて元気であれば、ボランティアが出来るのにとか思う。ヘルニア持ちの60過ぎは体力もなく何もできないからして…。募金はさせていただいたが、せいぜいそんなことしかできない。無力である。

 

 山下達郎が1月7日のサンデーソングブックの冒頭に、お見舞いの言葉を添えていた。天災が起きる度に彼はそうしている。生放送ではなく録音済みの番組にそれを添えることに脱帽する。

 

 戯言を書いてしまった。個人的には色々やらなければならない日常生活があり、何とかこなしているのだが、気分は曇ったままである。