番外編「ビートルズを巡る数冊 その1」 | アナログオーディオと音楽★NetThePopブログ

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ヤフブロ移民組

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ビートルズ・リマスター盤リリースから既に2ヶ月ほど経っている。四六時中ラジオを聞いているわけでもないが、ビートルズ・ナンバーのオンエアー率はもの凄いと思ってしまう。年末、年始にかけてレコードメーカーのプロモーションは続くだろう。

便乗して出版業界もビートルズ本の出版に余念がない。本屋の店頭で何冊か捲るが購入までに至っていなのが現実。
但し、見落としていませんか?と言いたくなる部分もなきにしもあらず。「どうせやるならここまでやってよ」という訳でその1。

ビートルズ詩集、つまり訳詞本で復刻してもらいたいのが、過去に角川文庫から出版されていた片岡義男訳の二冊。1973年に出版されたものである。片岡義男という人の起用がこの詩集の粋なところ。難点を言えば、この二冊、訳詞が曲目のABC順で訳が並んでいる。はっきり言って不便である。辞典じゃないだからABCはないだろうと言いたくなる。当時の出版業界のセンスのなさを感じる。この際だから再編集して、訳詞をアルバム毎に並べてもらいたい。そうするとアルバムを聞きながら訳を参照出来る。
また再編集するにあたりこの詩集に収められていないカヴァー曲の訳詞もつけ加えてもらいたい。と勝手に出版社の編集部員のような企画を考えてどうするんだ?と自分に突っ込みを入れたくなる。過去のLPレコードや今に至るCDのライナーの訳詞に結構不満があるためこんなことを思いついた次第である。(続く)

追記:この詩集は文庫になる前にハードカバー版があったようです。出版年は不明。