ナイロビ最終日は午後からサファリへ行った。
1番の目玉観光であり、観光客ならナイロビでこれをしないで何をするのと言う感じだ。
ナイロビのサファリの特徴は街からすぐ近くに国立公園があり、手軽に楽しめることらしい。
私も出来ることならサファリに行きたい。
だが、これまでタンザニアやウガンダで見送ったように、サファリは高額なのだ。
しかも、ツアーなら頭割りが出来るが、ひとりで車一台を貸し切るとなると必然的に高くなってしまう。
例えば、トリップアドバイザーのサイトを見ると、1人8000円前後、ただ1人参加にすると2万円超となる。
入園料 42ドルも加えると割高感は否めない。
やはり諦めるか。
最終日、ダメ元でホテルの旅行デスクに相談した。
70ドルね。
安い。
思わぬ安さに迷っていると、じゃあ60ドルでどう。
まだうんと言わない私に、ならいくらだったら良いのと言ってきた。
嘘だろ、まだ、下がるのか?
納得のいく値段だったので、値段は60ドルで良いこと、終わったらバス停まで送ってほしいなどの条件を伝え、申込んだ。
国立博物館などを観光した後、ホテルに戻る。
昼下がり、約束の時間に少し遅れて、迎えのハイエースが到着する。
ドライバーに聞くとやはり、別の参加者と合流するらしい。
それはそうだ、安すぎる。
ところで、車どこで乗り換えるの?と聞いた。
変えないよ。この車だよ(ハイエース)。
オット。
ネットの写真では、ランドクルーザーなどの写真が使われていたが、車の車種までは尋ねなかった。
仕方ないか、ランクルはルーフトップだけど、ハイエースはその点期待できないなと少しがっかりする。
つまりこういうことだろう。
客を見て、安さ優先の客にはハイエースなど梅のコースを、いくら払ってもかまわない客にはランドクルーザー➕ガイドなど松のコースを勧めるのだろう。
しかし、もっと値切っていたらどうなっていたのだろう。
「おすすめしませんが松竹梅の下にきのこコースがあります。どうなっても知りませんよ。それでもよければ」などと言ってきたのだろうかと妄想する。
ブルンジ(だったと記憶する)の若い夫婦と、公園入り口で合流する。
出発、その時奇跡が起きた。
なんと、運転主が天井を持ち上げると、ルーフトップになったのだ。
恐るべし、魔改造ハイエースの誕生である。
この後、魔改造ハイエースで支障なく、ルーフトップからも観光できた。
通るコースは松竹梅で違いはないと思う。
肝心の動物はというと、たくさん見ることが出来た。
なんで、こんな道ばたに集まって来ているんだろうと疑問はあるが、料金分の満足は得られた。
サファリも経験し、ナイロビに思い残すことはない。
(丸山ゴンザレスさんの番組で見たキベラスラムにはいかなかったが)
今日夜、エチオピアとの国境モヤレに向かう。