2023長良川
季節(とき)はめぐりまた夏が来て
あの日と同じ流れの岸
・・・あの人はもう・・・
2023年6月1日 長良川中央解禁
2023年6月3日 長良川郡上解禁
台風の増水で鮎釣りは無理なので、鑑札を買いに長良川へ。
長良川中央の鑑札はいつもの「矢島オトリ店」。
着いてみると、テーブルの上にはオヤジさんが写った家族写真とロウソクが・・・
息子さんに聞くとオヤジさんは昨年12月に永眠されたとのこと。
(享年79歳)
確かに5年ほど前から透析やらペースメーカーをつけたとやらでだいぶ痩せられていた。
私もかれこれ30年近く大変お世話になった。
長良川中央の情報には精通していて生き字引のような人だった。
(合掌)心よりご冥福をお祈りいたします。
もちろん、息子さんがオトリの販売は引き継ぐということで安心したが、今年から養殖鮎の仕入れ値が大幅に上がって、昨年までの4匹千円ではなく3匹千円になるので、お客さんには申し訳ないがご理解いただきたいとのこと。
そもそも薄利でよくやっているなぁと思っていたので、もちろん、これからもどこよりも元気な「ヤジマのおとり」を買いますヨ。
今年の解禁日は、板取川(中央管内)は鮎も見えずまったくダメ、長良川本流でポツポツ釣れたが小型ばかりで良くても15センチほど、意外にも武儀川(中央管内)では黄色くてまずまずのサイズの鮎が数釣れたとのこと。
今年の長良川は昨年の3倍の遡上量らしいが遡上時期が少し遅めだから、どちらにしても梅雨明けからが本番だろう。
この日、横目で見た長良川本流は、まだすごい水量。
そのまま、郡上美並の福手さんのところへ
私のブログで紹介させて頂いたミニチュアの郡上竿が、あれから10本ほど売れたと大変喜んでいた。
(ヤフオクでの販売は私ではありませんが)、福手さんの生き甲斐にもなっているようで、買って頂いた皆様誠にありがとうございました。
それから・・・
前々から聞いていたが、今年から福手さんのところ(丸共出荷所)での鮎の買取はやめるとのこと。
福手さんも88歳の高齢になり、夕方から夜にかけての鮎の仕分けや荷造りが体力的にも無理になったのが理由らしい。
常連の釣り人や私にとっては寂しくなるが、福手さんと奥さんにはゆっくりして頂きたい。
尚、郡上漁協には伝えてあるというが、6/4現在の漁協HPにはには掲載されたままなので、間違って持ち込みされないように私からもお願いいたします。
※漁協さん、削除お願いいたしますね。
季節はめぐり、私が長良川に通い続けて30数回目の夏がまた来る。
絶え間なく流れる川のように、時も間違いなく流れ過ぎている。