何故、山菜をたべるのか? | 塩麹おじさんの、お・いしい食堂

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塩麹おじさんの石井千秋による料理日記。
フードコンサルの傍ら、浅草橋しおこうじ 塩麹セミナーというユニークなセミナーを主宰。

山菜が出回るようになると、いつもながら改めて考えます。
アクが強く、苦みのある山菜類を、春先に食べるのは、日本人の食習慣です。
では、何故、好んでアクの強いものを食べるのか?みなさんは、考えたことがありますか?
そこに山菜があるから!、あの苦みや香りが美味しいから!、それもあるでしょう。
実は、山菜を食する習慣は、四季と大きな関わりがあるのです。
すべてが息吹き始める後には、高温多湿の梅雨、そして灼熱の夏がやってきますよね…山菜を食するのは、それを控えての身体作りをするためなのです。
山菜は、寒い冬をじっーと凌いで生き抜いてきて、ようやく春になって、息吹いた自然の恵みエネルギーなのです。
命の息吹なのです。
だからこそ、自分の身体を守るために植物達は、強いアク、個性を発揮するのだと、私は考えています。
それを動物や人間が食し、梅雨や夏に備える。実に、自然な仕組みですね。
山菜があるからではなく、自然の仕組みとして、生きる仕組みとして、山菜を食べるのだと思います。
先人の、素晴らしい知恵ですよね。
また、知恵とは恵みを知ることで生まれます。
だからこそ、自然の恵みに感謝です!
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今回は、コシアブラとタラの芽の天ぷらをいただきました!
塩麹おろしと、木頭柚子旨み塩麹を添えました。
大根おろしに塩麹を加えると、まろやかなおろしになります。柚子塩麹も、柚子の香りが爽やかです。

こちらは、山椒を塩麹で漬けてみました!
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改めて、自然の恵みに感謝です。