お金を稼ごうとする人ほど本末転倒になる理由 | 将来世代へのバトンを和泉市から〜小林大地のブログ〜

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株式会社アースライト 代表取締役 小林大地のブログ



余裕がない人ほど、稼ぎ方を学んだり資産を増やすことに意識がいくものの、それだとどう考えても負のスパイラルに陥るにも関わらず、そこに気づかず走り続けては疲弊する人に違和感しかない小林です。



と言いながら、
実はこれ、昔の自分のことでもあります。


創業からお客様や従業員が増えていくことで、
とにかく人付き合いを大切にし、お金を稼ぐことに集中してきました。


お金が稼げれば心に余裕ができて、
自分時間を取れると思っていたんですね。



しかし、現実は違いました。


繋がりがどんどん増えていくと同時に売上が増えていき、稼げば稼ぐほど仕事が増えて時間に余裕がなくなったことで心にも余裕がなくなり、皆が常にピリピリし、最悪な雰囲気の店舗となっていました。


それが2016年頃。

そんな自分や店の雰囲気が嫌になり原点回帰したことで、実は自分のやって来たことは真逆であったことを思い知ります。



実は最近、とにかくお金を稼ぐ方法や資産づくりを第一の目的としている人たちと話す機会があり、本末転倒だなぁと思うことがありました。


まあ働く目的なんて人それぞれなんですが、
実際には僕の周りで自分の人生をとても楽しんでいるなぁと思う人ほど、先にお金じゃない人が圧倒的に多いんです。


そこでそんな人たちを含め、
実際に僕自身が実践してきて、気づいたことをここでシェアしたいと思います。



それこそ創業当時の僕は、
自分の人生を有意義に生きるために必要なことは、

①お金
②心
③時間

の順番だと思っていました。

 
そのため様々な人と繋がり、とにかく収益になることは実践しました。しかし、自分時間やスタッフとの時間が無くなったことで、お金は得られても自分時間がなく、仕事に追われて心の余裕もできませんでした。



そこで原点回帰し着手したことは、


①"時間をつくる"


具体的には、

・在庫を減らす(仕入れや仕上げの時間を削減)
・お客様を選ぶ(ペラい人や利己的なお客様を切る)
・付き合う人を断捨離する(よくわからない繋がりは全て切る。惰性での付き合いをやめる)


在庫やお客様の数を減らしたことで、仕事に追われる時間を大幅にカットし、深い関わりのない人や会合への出席や付き合いをやめたことで、仕事や付き合いに追われないようまずは時間をつくりました。



時間ができたことで次に着手したのが、

② "お金をつくる"


具体的には、

・自分ブランディング
・深く刺しに行くマーケティング
・分散と集中


学びと実践を繰り返し行なうことやその都度の状況を生々しく発信することで自分ブランディングを行い、付き合いたい人との時間を最優先にしました。時間があるためお客様や仲間たちと関係性を築くことに注力でき、提供価値を高めるよう努められることができました。事業を拡大せず多角化することによる集客や人員、場所などのコストやリスクの分散によって結果的に利益率も大幅にアップし、シナジー効果を得ました。
 


時間とお金に少し余裕が出て来ると、

③"心に余裕ができる"

という流れ。

心に余裕があれば、他人に優しくなれますし、
物事を俯瞰したり冷静に考えることもできます。
いつも仕事に追われて疲弊していては、良いパフォーマンスが発揮できないどころか、自分自身が楽しくありません。また、仕事プライベート問わず新しいチャレンジもできます。
僕の場合は書籍出版もその一つです。



①お金
②心
③時間

と思っていたのが原点回帰をしたことで、

①時間
②お金
③心

であると気付かされました。


ここで言いたいのは、

お金が目的、1番であることが悪い ということではなく、お金にとらわれてしまうと冷静に物事が見れなくなり、本末転倒になってしまいやすいということ。

また、そんな人には同じような人が集まるので、お互い使い捨てのような人間関係になりやすいため、振り返った時にはお金しか残らないという現実。


お金は必要ですし、あればあるだけいいですが、
どれだけお金があっても、何かをした時に喜びを分かち合える相手がいなければ寂しいし、お金でモノを言わせる人も下品だと思うんです。



まぁお金で他人の顔を叩いて言うことを聞かせたい方には関係のないお話ですが、お金にとらわれると本質が見えなくなり意味がないし、意外と順番が大切だというお話でした。




感謝。