植え替えの目的は球根の確認で、それによって植え替えできるかどうか。
と言うのも、昨年植えたカサブランカは球根が腐っていて植え替えには至りませんでした。
なので、植え替えできるかは球根次第。
まず、昨年のカサブランカの開花は7月下旬で8月上旬には枯れました。
【カサブランカ 2022. 7.25】
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今思えば、この後球根を掘り出せば良かったのですが、10月に入ってから掘り出したら腐っていました。
考えられる原因は水やりが過ぎた事ではなかろうかと。
それで、すかしゆりの開花はカサブランカよりも早い6月上旬だったので下旬には枯れると思っていましたが、花後に茎を切っても枯れる様子はなく、放置していたら根元から新しい葉が出て来る始末。
【すかしゆり 2023. 6.12】
【すかしゆり 2023.10.30】
さすがに気になったので一度球根を確認する事にしました。
すると、まず、根は元気でした。
コガネムシの幼虫が見たら泣いて喜びそうな状況ですが、幸いにも存在は確認できませんでした。
で、肝心の球根はと言うと、これまた元気で一安心。
もちろん球根が元気でなければ根が元気なはずがないわけだけど、次に木子(分球)はどうかと探してみると、なんとな~くそれっぽいヤツを確認。(下画像○)
仮にそうだとして、まだ小さいのでこれから大きくなるのだろうと思い、とりあえず茎が枯れるまで待つ事にして株を鉢に戻しました。
そして12月、茎が枯れたのでいよいよ時期だと思い掘り出す事にしました。
ただ、未だ緑の葉は気になるところでしたが.....。
【すかしゆり 2023.12.11】
掘り出すと、球根は大丈夫。
で、その横に木子であろう物がありました。
木子は球根から伸びた茎の方に着くと聞いていたので意外でした。
で、球根から出ている茎をたどってみると、根元の緑の葉は木子から出ていた物とわかりました。(下画像○)
こうして見つけた木子は8個。
①は茎にガッチリ着いていたので無理に外さず茎の方を切ったので根が一杯。
⑧は鱗片が成長した物のようでした。
ユリの増やし方をネットで見た時に「葉を土に挿す」とか「鱗片を土に挿す」と書いてあり、「マジで?」と思っていたけれど、確かにそんな感じの木子があるので納得。
もう中じゃないけれど、「為になったねぇ」って感じ。 f(^^;
さて、掘り出した親の球根は、そのまま鉢上げする方法もあるけれど、管理に失敗するかもしれないし、そもそも来年花を咲かす事を考えれば植え付けなければならないので土に戻す事にしました。
昨年は10月に植え付けて年を越しているし。
ただ、すかしゆりは連作障害が出ると言うので培養土は入れ替える必要があります。
しかしながら、熱処理した培養土は準備ができていないので、新品の培養土に熱処理した培養土を混ぜる形で培養土を作る事にしました。
割合は、新品の培養土4:熱処理した培養土4:腐葉土1。
以前テストした時は熱処理した培養土1:腐葉土1にしましたが、新品の培養土に加えるので「ふかふか感」は補えるし、これから休眠期に入るので栄養分は必要ないと思い少なくしました。
堆肥を使用しなかったのも同じ理由で、来年改めて肥料を与えればよろしかろうと。
と言う事で、植え付け完了。
それで、困ったのが木子。
4鉢でトータル24個の木子を採取しましたが、そんなに出て来るとは思っていなかったので準備ができておりませんでした。
大きなプランターはあるけれど、来年使う予定があるので、捨ててしまおうと思っていたプランターを引っ張り出して再利用する事にしました。
木子が花を咲かすまでには2~3年かかると言うので、大きくなったら鉢を替える事にし、3鉢にまとめて植えました。
それで、一つ気になる事があって、それは 「木子は浅目に植える」と言う事なんですが、そんなんで冬が越せるのかが心配。
ま、対応はするけれど、凍らせたら一発アウト。
ただ、今回は人の手で植え替えとかしたけれど、「自然のまま」と考えた時に根元から出ていたヤツはこのまま冬を越す事になるので、案外心配無用なのかもしれん。
ともあれ、今年は失敗しないで済んだ上に木子も確保できて満足であります。 (^^)v
あとは木子が無事に越冬できれば万々歳。
では、また! (^o^)/