キャンピングカー 13 【 コントロールパネル (リア) 】 | お父さんの工作室

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無い物は作る、出来る物なら作りたい。

 

リア(キャビン)に取り付けるコントロールパネル、今まで書いてきた記事はこの為だと言って良く、言わば 本丸突入!  f(^^;

 

とは言え、詳しく紹介出来る画像は少ないんですけどね。 (><)

 

さて、各スイッチはアルミパネルにまとめました。

 

下画像がそのスイッチ群です。

 

 

まず、左側にあるスイッチは バッテリー電圧をチェック するもので、 自動復帰型 のスイッチを使用し、チェックしたいバッテリー方向に倒すと上のデジタル電圧計に表示されます。

 

サブとメインのバッテリー出力はヒューズ経由で端子台に接続されるので、そこにスイッチからの線を接続します。

 

電圧計は当時適当な物がなく、車のシガーソケットに挿して使用する物を流用しました。

 

その隣が上から TVチューナー 室内照明 トランク照明 のスイッチで、左の黒がOFF 右の赤がON になっています。

 

全て自己保持回路につながっていて、電源が入るとONスイッチの上の赤いLEDが点灯します。

 

もちろん前回書いた運転席のスイッチともつながっているので、どちらからでも ONOFF 出来ます。

 

そして、その右隣はアクセサリー機器の電源スイッチで トグルスイッチ が6個。

 

スイッチの容量は 6A なので、大概の機器は大丈夫です。

 

容量が足りない場合は、当然 リレー を使用する事になるのでそのスイッチになります。

 

この時点では 地デジテレビ(19型) DVDプレーヤーAC充電 だけが決まっていて、残りは拡張用です。

 

ただ、この時点では 『 DVDプレーヤーを使用する時は当然観る為にテレビが必要。 』 と言う事で電源スイッチを一緒にしましたが、テレビをモニター代わりに使用する時はDVDプレーヤーは必要ではないんですよね。

 

なので、のちにそれらのスイッチは別々にしました。

 

一番右側が LEDユニット2 のLEDだけが出るように四角の穴を開けています。

 

このパネルの裏面が下画像です。

 

 

 

両サイドに黒の矢印がしてあるのは、パネルの穴開け加工時に上下を間違わないようにする為です。

 

夢中になって作業していると案外間違いが起きるものなので、と言うか、結構やらかしてしまう。 (><)

 

なので、上下や前後を間違わないようにマーキングしています。

 

それで、各スイッチの名称印字は、バッテリーチェックはレタリングシート、それ以外は 水転写シート を使用しました。

 

 

レタリングシートの場合、アルファベットはフォントの大小様々あるものですが、それ以外ではある程度の分野に限って販売されていて、たとえばオーディオなら Volume とか BASSTREBLE と言った物はあるものの今回の製作物に合うような物はありません。

 

そこで考えた結果、 『 今時ならプリンターを使用して出来る物が何かあるのではないか? 』 となりまして、検索して水転写シートを見つけました。

 

使用法は、簡単に言うとシートを水で濡らして貼るだけ。

 

ポイントは字を反転してプリントするところですかね。

 

それから、アルミパネルの表と裏の画像を見比べるとその違いがわかると思いますが、表側は加工しています。

 

加工方法は、お父さんは シルキーライン と呼んでいますが、 #100 程度の紙ヤスリで何度かキズを付けたあとツヤ消しスプレーでコーティングしています。

 

そして、レタリングシートなど必要な物を貼り付け、更につや消しスプレーでコーティングしています。

 

ポイントは、キズを付ける際は 1方向からだけ にする事です。

 

つまり、右方向から始めたら次も右方向からにすると言う事で、紙ヤスリを往復させるときれいなラインに仕上がりません。

 

そして、このアルミパネルを取り付ける板の設計図が下の図です。

 

 

 

使用する板は MDF材 と呼ばれる物で、名称は カラー化粧板スリム LBC-930S (カラー:ピーチ) 。

 

元々はトップ画像にあるコースターをカスタマイズした時に購入した物だったと思うのですが、使用しないまま残っていたので流用する事にしました。

 

ポイントとなるのは、開口部の大きさとネジ穴の位置関係、そして、パネル右上に配置するLEDユニットのLEDの高さ調整、と言うところです。

LEDに関しては詳細を図の右側に抜粋していまして、板厚とLEDユニットを取り付けるネジを固定する為のナットの厚さを考慮してLEDをハンダ付けしています。

 

そして、取り付けた裏面が下の画像です。

 

 

画像左上がLEDユニット1、その下がLEDユニット2。

 

LEDユニット2の下に隙間が開いていますが、これは拡張用で、のちに何かインジケーターなりスイッチを取り付ける必要がある場合に使用します。

 

アルミパネルの表側を見てわかるように右側には空きスペースがありますから、そこをあとから利用する時になって板に開口部を作るのは大変なので、先に加工しておきました。(設計図参照)

 

右上にあるのがインバーターのコントローラーです。

 

そして、このパネルを取り付けるのが下画像のテレビを設置しているキャビネットの壁側。

 

 

 

そのキャビネット部分の詳細は以下の図の通りで、ここにはパネルの他、DVDプレーヤーの設置と小物が置けるスペースを設けます。

 

 

 

その設計図が以下のもので、見た目ではわかりづらいですが、共用部分があるので組み立ては難しいです。

 

 

ちなみに、この部分を成型するのに使用したのが前出のMDF材で、部品取りは以下の図の通り。

 

 

スペーサーとあるのは、キャビネットに歪みがある為に隙間が出来るので、そこを埋める為に使用したと思います。

 

それから、図の左下にあるLアングルはDVDプレーヤーを取り付けた板を保持する為に使用します。

 

 

そして、組み立てたのが以下の画像です。

 

 

ちなみに下に見えている丸い穴は、元々この下には電子レンジがあったようで、その換気の為のルーバーが付いていました。
 

ただ、購入時には電子レンジが付いていませんでしたし、お父さんが持っている電子レンジは大き過ぎてこの下には収納出来ないので、パネル内の熱排気の為にDCファン(12V)を取り付ける事にしました。

 

【 パネル内換気DCファン 】

 

ついでに載せますが、DVDプレーヤーを取り付ける部分も密閉状態になるので、換気の為にDCファンを取り付けます。

 

当然の事ながら、空気が循環するようにDVDプレーヤーを取り付ける板には換気用の穴を開けます。

 

【 DVDプレーヤー用DCファン 】

 

ちなみに、DVDプレーヤーに関わる回路図は以下のもの。

 

 

組み立てた画像に戻って、右側に見える四角い穴は、元々ACコンセントが付いていた所。

 

ACコンセントは別に取り付けるので、ここは配線を通す為に使用します。

 

そして、壁側に見えるベニア合板にはヒューズボックス他、必要な部品を取り付けます。

 

で、取り付けたのが以下の画像です。

 

 

詳細は以下の図の通り。

 

と言っても良くわからないですよね? f(^^;

 

 

簡単に説明すると、左側にある端子台は全て自己保持回路用で、真ん中の端子台は電源(出力側)用、その右は以前記事にしたヒューズボックスで、その下にあるのはアースターミナル。
 

一番上の右にあるのは電源(入力側)の端子台になっています。

 

それぞれインデックスに名前を書いて貼り付け、入出力がわかるようにしてあります。

 

それから、上の端子台横にある電源用の ノイズフィルター は事前に加工しました。

 

 

 

と言うのは、ノイズフィルターから出ている線は の3本で、それぞれ 入力出力アース に対応しているのですが、使い方としてちょいと具合が悪いので線を1本足しました。

 

具体的に言うと、通常は下図の使用方法になるので、当然の使用方法でも正解なのですが、DVDプレーヤーを取り付けるのは電源やアースから離れた場所になる為、アースの接続もノイズフィルターに接続した方が簡単、と言うか、自然な配線なのでのようにする事にした次第です。

 

 

そこで、ノイズフィルターのケースを開けて黒のリード線をハンダ付けしました。

 

 

ついでに、ケースも穴開け加工しました。

 

どう言う事かと言うと、ケースは密閉されているので放熱用の穴を開けた次第です。

 

もっとも、放熱の必要がないから密閉されているのでしょうが、電気を通す以上発熱すると思いまして、風通しを良くしました。

 

【 穴開け加工前 】

 

【 穴開け加工後 】

 

穴径は4φだったでしょうか、それほど大きくないですけど、パネル用のDCファンで強制排気しますから穴さえ開いていれば問題ないと思いました。

 

それで、配線をつないだ状態が以下の画像になります。
 

 

 

全ての配線をつないでいるわけではないんですけど、こうして見ると、もうちょっときれいに配線出来れば良かったですね。

 

ま、裏面を見せる事はないのでね、下画像のようにパネルを閉じてしまえばきれいなもんです。 f(^^;

 

“ 臭い物には蓋 ” って、ところです。 (><)

 

 

画像の右側にあるのは新規に取り付けた19型の液晶テレビ、その下に見えているのはAVセレクターにつないだコンポジットケーブルです。

 

で、写ってないんですけど、画像の上にはDVDプレーヤーがあります。

 

あいにく残っている画像がありませんでした。 (><)

 

写ってないと言えば、ACコンセントの横に空きスペースがありますが、ここには USB電源付きのシガーソケット を取り付ける予定でした。

 

ところが、画像のようにテーブルタップを使用すれば2つも必要ないので、のちに1つ外し、その空いた所にUSB電源付きのシガーソケットを取り付けました。 (下画像)

 

 

 

さて、画像のLED点灯状態から “ 安定化電源を使用し、地デジチューナーでテレビを観ている ” と言う状況である事がわかりますが、19型の液晶テレビは当然チューナー内臓になっているのに、なぜ別に地デジチューナーがあるかと言うと、元々は 大きい映像モニター を探していたんですけど、あいにくそれがなく、そこで外部入力のある液晶テレビに方向転換したものの家庭用の液晶テレビのチューナーではそれなりのアンテナ設備が必要になると思い車用の地デジチューナーを購入しました。

 

実際試していないのでわかりませんが、おそらく フィルムアンテナ では映らないと思います。

 

まあ、この辺がアナログとデジタルの違いと申しますか、アナログなら画質が悪いながらも何とか映ったりしますけど、デジタルはレベルが低いと全く映りませんからね、これも良し悪しかと・・・。

 

もっとも、最近は出掛けた先でテレビを観る事はほとんどなく、画像左側に見えているようにDVDディスクを用意して観ています。

 

もちろん、その為のDVDプレーヤーですからね。 f(^^;

 

それと、 マルチメディアプレーヤー と言う物を手に入れまして、これは 動画音楽 を再生出来る代物でして、ずいぶん役に立ちました。

 

 

 

 

 

 

と、まあ、コントロールパネルに関してはこんなところです。

 

忘れている事があれば追記する事にして、次回は試行錯誤したサブバッテリーの電源部についてです。

 

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