今年になってもう2週間がたちました。
精神科にはあいかわらず発達障害の嘘に騙された人が次々にやってきます。
医学の知識もない人、自閉症やADHDの子供に実際に接したこともないような人が自分勝手に妄想して、精神科医が見逃している、気づいていない、などと全く根拠のない自分勝手な言いがかりを広めています。
精神疾患を診断できる検査なんて存在しないのに、知ったかぶりをして、検査をしてもらえなどと馬鹿なアドバイスをしているカウンセラー、先生、様々な支援者達。
知能検査で生まれつきのことなんてわからないのに、生まれつきの特性がわかる、発達の偏りがわかるとみんな騙されてやってきます。こういう患者さんや家族にそれは嘘であることを毎回説明しないといけませんし、理解してもらえないこともよくあります。
精神疾患は何年、何十年とかけて発症するようなものなのに、なんで知能検査とADHDと自閉症のテストをすれば、精神疾患の鑑別診断ができて確定診断ができるなどと意味不明なことを信じている精神科医がこんなにたくさん存在するのでしょう。全く理解できません。
精神疾患は脳に起こる病気であり、脳の機能に異常が生じているから、認知機能に問題が起きているのは当然で、精神疾患が進行していけば、認知機能はどんどん悪化して、社会性に問題がでて社会的機能は低下していくのに、なぜそれが生まれつきの障害がきづかれなかったという発想になるのでしょう。
なぜ症状と診断の区別がつかないのでしょう。
精神疾患の人が記憶力が悪くなっている、それは当たり前の症状で、足にけがをすれば歩くのが遅くなることや、心臓に病気が起これば動くのがしんどくなる、肺に病気が起これば息が苦しくなる、というくらい当たり前のことなのに、なぜそれが大きくなるまでADHDが見逃されていたことになるのでしょう。記憶力の低下、ワーキングメモリの低下は統合失調症でも双極性障害でもうつ病でも当たり前のことすら理解できない。というかそんな超基本的な知識すらない。
精神疾患の人が場の空気を読めない、相手の表情や反応から気分を害していることを察することが出来ず、自分の思考や気分を優先してしまう、なんて当たり前のことなのに、なぜそれが自閉スペクトラム症が大きくなるまで気づかれなかったことになるのでしょうか。心の理論の障害は精神疾患に幅広くみられるものなのにそんなことも知らないで臨床をしている精神科医は一体全体なんなのでしょう?。
精神疾患が悪化すれば常識的なことがわからなくなったり、理解力が低下したりするのは当たり前なのに、それを大きくなってから診断された精神遅滞だと思っています。
精神疾患が悪化すれば認知や思考、気分の異常によって衝動的な問題行動をしてしまうのは当たり前なのに、衝動的ということだけで大きくなるまで見逃されていたADHDだと思っています。
精神疾患になればどうでもよいようなことに執着したり考えが修正できなくなったりする。そんなことは当たり前なのに、それら全てを大きくなるまで見逃されていた自閉スペクトラム症のこだわりだと思いこんでいます。
他の人に見えてない生き物や人が見えていたり、それらと喋っていたら、幻聴や幻視と考えずに大きくなるまで見逃されていた自閉スペクトラム症のイマジナリーコンパニオンだと思っています。
過去の嫌な記憶が次々に浮かんでくるのもよくあることですが、大きくなるまで見逃されていた自閉スペクトラム症のタイムスリップ現象だとか言ってます。
こんな調子で、精神疾患の症候学も何もなく、用語の定義も鑑別に必要なエビデンスもコンセンサスも全て無視して精神疾患のありとあらゆる症状を自閉スペクトラム症とADHD、精神遅滞に結び付けようとするのです。
そして、知能検査が何をみているかも全く理解していないので、知能検査をしてでこぼこしていたら、発達障害を見つけたと鬼の首でもとったかのように得意になリマス。ADHDのテストも自閉症のテストも常識的な精神疾患の知識があれば、様々な精神疾患で高得点になって全く意味がないのがわかりそうなものなのに、そんなことすらわからず、見逃されていた自閉スペクトラム症やADHDを見つけたと得意になっています。
今日本の精神科でおこっているのは、こういう人達によって統合失調症や統合失調感情障害が自閉スペクトラム症、ADHD、精神遅滞と診断され、双極性障害も自閉スペクトラム症とADHD、精神遅滞と診断され、うつ病も自閉スペクトラム症、ADHD、精神遅滞と診断されていることです。さらに、不安が強ければ不安症、こだわりが強ければ強迫症、記憶にない行動があれば解離症、自傷行為を繰り返せば境界性パーソナリティ障害、といった具合にどんどん症状に診断名が上乗せされていきます。
幻覚妄想状態、精神運動興奮状態、躁状態など精神疾患の急性期をみて、空気も読めない、常識的な会話が通じない、理解が悪い、こだわりが強く、注意散漫で衝動性が高い、ということで、自閉スペクトラム症とADHDと精神遅滞が見逃されていたに違いないということで、薬物療法で鎮静がかかった時点で、発達検査と称して知能検査と自閉スペクトラム症とADHDのテストをするという、DSMにもICDにも載っていない、専門知識がある精神科医なら絶対にやらない意味不明で馬鹿げた方法が日本では医療機関や行政の機関まで広く行われています。
結局、こんな精神科医達がみた後の患者さんがやってくると、診断書や紹介状には自閉スペクトラム症、ADHD、精神遅滞、強迫症、解離性障害、パーソナリティ障害といった具合に意味不明な診断名の組み合わせとなっていて、処方も症状毎にどんどん追加されてありとあらゆる種類の向精神科薬がちゃんぽんになり、患者さんの状態もひどいものとなっているます。
もちろんまともな精神科医が診断基準に沿って診断すれば、統合失調症、統合失調感情障害、双極性障害などごく一般的な診断一つになり、それで薬物療法の方針も決まり、症状を悪化させているような不要な処方はどんどん減らして中止していき、主剤が1種類でも安定した状態になることが多いのです。
どうかこんな精神科医に騙されないでください。
発達障害が見逃されていたなどと言っている人達は、精神疾患における誰がみてもわかる、素人でもわかる、むしろ専門家であれば確実にその名前を知っていなければいけない超基本的な症状、所見を、見逃されていた自閉症、ADHD、精神遅滞だと思っているだけです。
彼らは勉強不足、知識不足、経験不足で全員誤解しています。症状の一つ一つに診断をつけていき、精神疾患における鑑別診断が、知能検査とADHDと自閉症のテストをすれば可能だと思っています。
言ってることもやっていることもめちゃくちゃです。障害者のことを馬鹿にしています。統合失調症や双極性障害の診断基準を満たしていても、そういう診断をつけること自体が悪かのように思っています。これは精神疾患に対するひどい偏見です。精神疾患の患者さんが起こした問題を全く関係のない自閉症やADHD、精神遅滞のせいにするのもひどい偏見です。結果として患者さんがよくならなくても、悪化しても良いみたいです。
そしてこの風潮が福祉業界全般にも社会全般にも広がってしまいました。
症状と診断の区別ができない人達だらけになってしまった日本の精神科医療はどこに向かうのでしょう。こんな異常な世界でどこまで患者さんのためになる治療を続けられるのでしょうか。本当に不安でたまらないです。