誰が見てもわかる症状を、大きくなるまで見逃されていた自閉症、ADHD、精神遅滞だという障害者に対して異常な偏見を持つ人達の妄想が世間に広められてしまいました。
学校にいる問題児、職場にいる問題な部下、同僚、上司、家庭にいる問題な親、配偶者、子供、あるいは先生、近所の人、ありとあらゆる問題な人間を、精神疾患を疑うのはかわいそうで、大きくなるまで見逃されていた自閉症、ADHD、精神遅滞だというのは正義だと思っている人達、こんな人達が障害者の治療や支援、相談を行っています。
こういう人達は、
問題な人間=衝動的だ、落ち着きがない、会話が通じない、言うことを聞かない、場の空気を読まない、相手の気持ちを考えていない、こだわりが強い、常識が通じない、人間関係に支障をきたす、こちらの言うことを理解してくれない=自閉症、ADHD、精神遅滞=自閉症とADHDと知能のテストを受けさせれば精神科医が見逃している発達の特性がわかる???
という意味不明で短絡的な考えしかなく、医学的な説明も常識も一切受け付けません。世界中の医学書や論文にあたりまえに書かれていることを言っても聞く耳を持ちません。自分が知らないことは、相手の精神科医に専門知識がないのだとすり替えてしまいます。医学書も論文も読んでないくせに自分は精神科医より詳しいと豪語しているのはただの誇大妄想です。こんな人達が障害者の治療や支援をしています。
こういう人達が世間に自分勝手な妄想を広めてしまったために、障害者は必要な支援や治療を受けられず、必要な治療が受けられなかったり、治療をやめてしまって再発させられたり重症化してしまったり、かえって悪化させる薬が処方されたり、メチャクチャにされています。
精神症状があるから精神科を受診しているのに、診断基準にもない、医学的に根拠も必要性もないテストを受けさせて、“精神障害ではなく、生まれつきの障害が気づかれていなかったのです。よかったですね。でも生まれつきだから治せません。受け入れてください。精神疾患の治療は続けなくて良いです。“なんてなんの助けになっていますか?じゃあ受診や通院しなくていいじゃないですか。
さらには、“生まれつきの障害ですが、二次障害で精神疾患の症状があるので統合失調症や双極性障害、うつ病の薬を出しておきます。“とは意味分かりますか??
こういう人達に騙されないようにしてください。
こういう人の良く使う言葉は、“特性“、“発達特性“、“発達検査“、“得意不得意“、“発達のでこぼこ“、“目立たなかった“、“気づかれなかった“、“軽い自閉“、“軽いADHD“、といったものです。私はもう、こういう言葉を聞くと虫唾が走ります。こういう言葉を聞くと、もうその人の知識のレベルの低さや障害者に対する偏見がわかるので、一切信用しません。こんな人の書いた文献とか講演を聞いても意味がないので目にしないようにしています。
こういう人がつく嘘は、“発達検査を受けろ“、“発達障害かもしれないから知能検査をしてもらえ“、“知能検査で生まれつきの特性がわかる“、“知能検査のでこぼこが発達の特性を表している“、“精神科医が発達障害を見逃している“、“精神科医が発達障害に気づいていない“などです。
たくさんの患者さんがこの嘘に騙されてやってきます。いちいち説明するのも面倒で時間も取られます。せっかく正しい説明をしても、こういう嘘がネット上に拡散されていますから、こちらが疑われてしまいます。昔はこんなことはありませんでした。どんどん患者さんを助けるのが難しくなっています。助かる患者さんが助けられていません。
こんな無責任で最低な嘘に騙されないでください。