ベルリンの壁と東ベルリンを一緒に見た友人が事故で亡くなりました。
ベルリンの壁を観られたのは幸運でした。一年経たずに壁が消えました。
一緒に行ったMr. T. S.氏、奥様のMrs. T. M.さん&S子さん。4人での少し緊張する休暇でした。
凄く元気な方だったMr. T.S.氏がお亡くなりになった奥様の気持ちを想うと、自分も複数の親族の死を想い出し、涙が出ます。
その数ヶ月後に多数の市民によってベルリンの壁が壊された時の西ドイツ人の友人の喜び方には凄いものが有りました。
西ドイツ国境から西ベルリンまでの東ドイツ国内のアウトバーンは私が運転させられました。
ルノー25V6でしたが、走行距離が伸びると下取り価格が安くなるという理由でメーターケーブルが外してありました。アウトバーン走行中もスピードメーター「0km/h」です。
東ドイツ警察は「赤い海の孤島」西ベルリンまでのアウトバーンに多数の地点で速度取り締まりを行うので有名でした。
5km/hオーバーで西ドイツマルク500.00が相場です。日本円で約¥40,000です。
10km/hもオーバーしたら2,000マルクという累乗の様に高額の罰金です。
東ベルリン市内は殆ど人を見かけませんでした。
ベルリンの壁崩壊の引き金の曲です。
ベルリンで市内のコンサート:David Bowie "Heroes" Live
Live Aid バージョン "Heroes"
https://www.youtube.com/watch?v=JFHC6t13hi0
東西Berlin とその時期の緊張感&人々の気持ちと言えば David Bowie さんの"Heroes"でしょう。
ベルリンで行われたDavid BowieさんのHeroesのLiveコンサートがベルリンの壁崩壊の引き金になったのは有名な話でした。
発売当時は全くヒットしなかった(USAの "Billboard Hot 100"に入っていませんでした)のが不思議でした。
発表後年数が経過してから評価が上昇した不思議な名曲です。
UKのNew Musical Express (NME)では2012年か2013年に"100 Greatest Singles of All Time"の3位の評価になってました。
ちなみに、Heroesの歌詞は日本版CD の歌詞の和訳にも許容範囲外の酷い誤訳が多過ぎます。
例えば "I, I'll drink All The Time"は英国英語の「何時も 祝杯を挙げる」です。
"You, you can be mean."の "Mean"は「意地悪」でなく「(凄く)素晴らしい」です。後半を聴くと「(私は王で、君は)輝かしい女王様」の意味になります。
理由は:
"I, I could be king. And you. You could be my Queen." (Live Aid 版)
が続きますね。英語辞書の辞書1〜3(4,5)の「意地悪」ではQueenを修飾する言葉の意味にならないですね。
命をかけてベルリンの壁を越える覚悟を決めた東ベルリンと西ベルリンに別々に居る恋人たちの歌です。
"We can be heroes forever and ever." の"Forever and ever" の「永久に」が 「死」を連想させます。
更に
"We can be heroes just for one day."
は社会の人々がニュースを観た・聴いた その日だけ感じ、直ぐに忘れる現実を語っています。
多数が殺されていた時代から「1日だけヒーロー」になる歌です。
余りに多数が死んでいるのでベルリンの壁を越えようとした二人が銃殺されたぐらいでは 1日で忘れ去られる哀しい歌です。
"Just one-day"のリピートで強調されています。
西ベルリンの陸の孤島の荒廃した生活から若いヘロイン中毒者が非常に多く映画にもなりました
すみません「東ベルリン」は誤りです。
当時在籍していたオランダ法人の知人からEast/Oostと聞いたので東と誤解してました。西ベルリンも落書きに見られる様に取り締まりが厳しい東ベルリンより、逆に荒廃して夜カフェには行かれない感じでした。
ベルリンは東西合わせて4カ国の占領地でした。国としての西ドイツのパスポートが存在しない、作業系。肉体労働系の仕事は多数でも本社のマネージメント、役員職は少なく、将来の夢が持て無い陸の孤島が西ベルリンとドイツ人のH.F氏に聞きました。
「クリスティアーネ・F 我らツォー駅の子供達」は衝撃で話題でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/クリスチーネ・F
https://ja.wikipedia.org/wiki/クリスチーネ・F
誤訳の例
下のリンクの映像は「クリスティアーネ・F 我らツォー駅の子供達」です
数時間前まで載せていた別件は、よく相談してから書き直します。
P.S. 2020年のアメリカ合衆国バイデン大統領のキャンペーンソングがこのHeroesと知りました。