LEP技術は中華人民共和国がリード & 寡占状態 | プロライトジャパンのブログ

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LEPライトが増加中です。しかしアメリカ合衆国製は無く中華人民共和国製しか有りません

 

今回はLEPライトの紹介です。開発ストーリーは中華人民共和国の工学系トップの大学でここ数年マサチューセッツ工科大学と世界トップを競っている大学内の話になります。

 

部外秘のことを書くと、中国に行かれなくなりそうで、ダブルチェック後に書きたいと思います。

 

LEPは"Laser Excited Phosphor" (レーザー誘起蛍光体)でLEDと1文字違いですがでLEDの"Light Emitting Diode"(発光ダイオード)と全く違います。

 

初期のLEPライトACEBEAM W10です。当時は気温25度で3分間制限でした。記載は無かったのですが、照度を自動的に下げていました

 

 

最近発売されたWeltool W4Pro TACです。

約3.4 km先まで照らせます。この距離になると大気の状態の影響が関係します。

Weltool は連続点灯可能です。

 

W4Proをアメリカ合衆国ニューヨーク市の自由の女神に向けて照射した写真です。

 

LEP ライトの長所はMAXA BEAM 等のショートアークよりコンパクトなヘッド(レンズ)で長い照射距離が得られる事です。

 

LEPライトは構造上、ある程度までの遠方照射は楽です。

 

しかしショートアークなどと違い、単純にレーザーの出力を上げても蛍光体の劣化が早くなるだけです。

 

蛍光体の結晶の最適化、放熱方法の改良も必要です。ダイヤモンドへのマウント、カーボンナノチューブ、グラファイトシートの採用なども上手く組み合わせて使用しないと無理です。

 

今日(4月25日)着のメールで知った事ですが、MicroFire OptiSpike S50というLEPサーチライトがOSRAMのレーザーダイオードに切り替えて照射距離を延ばして来ました。

 

このサーチライトOptiSpike S50は最近、ams-OSRAM (OSRAM Opto Semiconductor GmbH)のレーザーダイオードを紹介したところ照射j距離12%UP、光度25%UPしました。

 

*今日:4/25のメールで驚いた数字です。5.5kmから6.15kmに照射距離が向上しました。

 

次に凄いのは、OptiSpike S50のt社製品に対するアドバンテージは使用環境の温度範囲の広さです。

 

動作温度:−35℃~+55℃ : U.S. MIL_STD-810G というのが公式スペックです。

 

通常のLEPライトは気温25℃まで、短時間点灯推奨。

 

Weltool LEPライトが旧モデルが気温25℃まで、連続点灯可能。

 

最近のWeltool LEPライトが、夏季の連続点灯可能。

 

 

前回のACEBEAM W50も2.0kgのコンパクトボディーで4.3kmの照射距離が凄いです。

 

 

ACEBEAMは自社が得意な温度によって出力を自動的に調整することです。

 

推奨の使用環境温度は、他社と同じ25℃です。

 

1:MicroFire OptiSpike S50は軍、警察、国境警備などでの採用を目指しているので 温度上昇を気にしないショートアークライトのMAXA BEAM に合わせて来ていることです。

 

結果が動作温度:−35℃~+55℃ と米軍規格の U.S. MIL_STD-810G をクリアしました。

 

2:OptiSpike S50も出力を当初30%以上無段階調整でしたが、ランタイムが判り易い3段階にして来ました。MAXA BEAMとすごく近い数字です。

 

MAXA BEAM : 100%,  50%, 10%

OptiSpike S50 : 100%, 50%, 20%

 

3:OptiSpike S50は使用レーザーダイオードの波長もBluRay用と異なります。

 

これは先日 W社に提案したら、現在開発中を匂わせていました。

 

MicroFireに提案したら、既に採用済みでした。

 

この1〜2年、提案して、知らなかった&試そう、という感触が有ったのはMicroFire, Weltool共に2件程度しか有りません。