足場用安全ハンマー。安全の反対は危険なのか? | 作業用道具ディレクター フジタ氏のブログ

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三条発ブランド作業用道工具"トビイチ"のデザイン・ディレクション…作ること以外やってます。仕事で日常の中で感じたことなど書き連ねています。

これはお伝えしておかなきゃいけないと思うので。

仮設足場用"安全ハンマー【極匠】から先日発売になりました(^^)


ワイヤーが内蔵されているから柄が折れても頭部の落下を防止。
※イラストのように柄の中で頭部と柄尻をワイヤーで接続しています。
こちらの動画がわかりやすいです。
まずは動画をご覧ください^_^
↓↓


ひとつだけ気になることが…

鳶壱ハンマーと見た目同じーーーー!
作ってるとこが同じだからしゃーない


 頭部のブランドロゴで区別できます。


安全の反対は危険?

なんなウチのハンマーが危険みたいじゃん…

鳶壱や土牛にオーエッチなど今までのハンマーが危険なのか?という意味では無いと解釈しています。

で、動画見てもらえましたでしょうか?

性能が伝わりやすいように柄がポッキリ折れていますが実際にはあのようには折れません。わかりやすく編集されています。

ちょっとだけ材料のお話。

壱と土牛はハイテンションスチールという鋼材を柄に使っています。粘りがあり衝撃に強い性能を持っています。いきなりポッキリ折れずに折れてしまう前に柄が変形し、これ以上は無理〜って段階になって破損します。日頃から道具をチェックされているユーザーさんは折れる前に買い替えされていると思います。
危険な状態になる前に新しいものに買い替えることで安全な作業を。

ではなんで"安全ハンマー"が出来たのか?

残念ながら柄が折れたり頭部が破損するまで使い続ける…そういう現状があるそうです。
そりゃ道具が壊れるまで使い続けたら事故のリスクがありますよね…だから事前に確認して危険を回避するのが本筋だと自分は思う。

求められている?とはいえ過剰なまでに"何か"があったときを想定するモノつくりにちょっと違和感を感じる。自分は仕事に誇りを持つ職人さんを信じている。

道具のせいにされていたら全ての道具が危険を伴っているんだよね。

安全ハンマーはワイヤー内蔵にすることでそういう残念なケースの現場での事故を一つでも減らすことが目的の道具だと自分は解釈しています。

ってことで

極匠 安全ハンマーをヨロシクね❣️

今日は以上です

アディオス