時代の足音はゆっくりと | 坂道&ジャンルマルチブログ

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坂道シリーズを中心に、他の話題もたまに語るかも?なブログです。
現在の主な推しメンは遠藤さくら・賀喜遥香(乃木坂)、藤吉夏鈴・森田ひかる・山下瞳月(櫻坂)、小坂菜緒・正源司陽子(日向坂)です。

先日の「乃木坂工事中」にて、3月27日に発売予定である乃木坂46の35thシングル、その表題曲を歌う選抜メンバーが発表されました。当日まで多くのファンがあれこれと予想されていたかと思いますが、発表目前となる土曜日、3期生の山下美月が同シングルの活動を以てグループを卒業する意思を明らかにしました。

 

 

そして昨日の放送では、選抜メンバー20人の顔ぶれが公開され、本作で初選抜となる吉田綾乃クリスティーを含む3期生が全員参加。フロントも同期の中で選抜常連の5人が並び、センターは美月が最後の抜擢を受けました。一方、ここ暫くのシングルで選抜入りしていた4、5期のメンバーが数名外れることとなり、選抜落ちのワードがトレンドに入る事態もありました。

 

 

美月はこれまで2枚のシングルでセンターを務めるだけでなく、単独でドラマに出演する機会も多いなど、幅広い活躍などを見せています。そういった功績もある為、彼女が最前列のど真ん中で門出を祝われることは何ら不思議でないと思いますが、個人的には美月が乃木坂を去ることで、次は誰がグループの顔とも言える存在になるのか?という問題が頭に浮かんでいます。

 

 

現時点の残存メンバーで最多のセンター経験者とされているのは、4期生の遠藤さくらと賀喜遥香。この2人もドラマやCMに単独でオファーを受けていることがありますが、美月と比べるとその露出は少ない印象があり、今時のアイドルを知らない一般人にも認知される程の知名度が、この2人にはまだないのではないかと考えられます。

 

 

また、5期生の中で人気筆頭と見受けられる井上和は、昨年初センターを務めたシングル曲「おひとりさま天国」を紅白歌合戦でも披露し、爪痕を残したことでしょう。新たに募集が始まった6期生オーディションのCMにも美月と2人で出演していますが、ここから彼女だけに期待をかけすぎるのもどうかと、少し心配なところもあります。

 

 

新しい仲間が増える前に、更なる可能性を秘めた現役メンバーが見繕われるかと思っておりましたが、その有無は今後に持ち越すことになりそうです。女性アイドル界のトップを走り続けている乃木坂が、1人のエースを次なる道へ旅立たせることで、グループの辿る運命がどう変わっていくのか気になるところです。

 

 

時に、昨年の紅白出場歌手から落選し、今年はその逆転劇が注目されるであろう日向坂46は、4月に恒例のひな誕祭を控えるのみならず、来月から六本木ミュージアムで開かれる展覧会の準備を進めている頃かと思われますが、肝心な次回作のCDリリースに関する動きは判明しておらず、3坂でスタートが出遅れる状況となってしまっています。

 

 

先んじて今週の水曜日に8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」を発売する櫻坂46は、本作では1期生がまだ数名残っているにも関わらず、初めて2、3期生のみで表題選抜が組まれています。改名当初の3人センター制も担っていた山﨑天、森田ひかる、藤吉夏鈴が今回のフロントに選ばれていますが、いずれは3期の誰かがセンターに指名されることでしょう。

 

 

対して日向坂はというと、櫻坂3期より先にグループに加入した4期生が、1年経過しながらも未だにシングルCDの表題曲に参加できていません。彼女達が加わったことで日向坂の今の人数は29人、選抜制度を設けられてもおかしくない状態であるわけですが、それを実施するかどうかの答えも出されておらず、停滞の空気が感じられます。

 

 

この嫌な空気を断ち切るには、やはり4期生を表題曲に参加させることで、新しい風を吹かせるべきだと考えられます。ただ、既に他の坂道グループは最新作に多少の話題性も合わせてきているので、昨年末のMステSPで正源司陽子が初出演にして代理のポジションを務めたように、満を持してのセンター抜擢で一気に遅れを取り戻す必要もあるかもしれません。

 

 

 

 

 

今のところはゆっくりに感じますが、坂道シリーズに到来する新しい時代は、確かにその足音を響かせていることでしょう。櫻坂が咲き、乃木坂が歩を進める中、日向坂が再び昇り始めるのは何時になるやら?