パーティーの準備をしてきた中で、
個人的に一番感じた事。
「日本には四季があり、
その中で日本人は自然の恩恵を賜り、
ありがたみを感じつつ、
創意工夫を施し、
生活の中に取り入れてきた民族なのだ」
という事。
その中からだからこそ、
生まれた「美しさ」や「嗜み」がある
という事…
昨今の日本では、
自然災害に見舞われ、
胸が痛む事も多い。
我々、東日本大震災を経験した東北の人間も例外ではない。
だからこそ、伝えられる事もあるはずだ。
(福島は人災もあったが…。)
そうが故に
ただ「キレイに演出した」…
それだけを綴ったのでは少しばかり安っぽい。
本来、すべてに「背景」や「歴史」も関係するものなので、
「表面的」に伝えると強烈に安っぽくなってしまう…
それを今回に関しては
「とても嫌がる自分もいる」。
まあ、「他者の捉え方」に最終的に委ねる事。
そこは覆せない現実であり、それも「真」である。
それはそう在っても欲しい。
綴るのにも時間がかかり、
「とてつもなく長くなるだろうなぁ」と思う(笑)
幾つかに分けてのblog。
少しばかり、お付き合い下さい。
『七夕』
今回の演出の一つに掲げた事柄。
自分の地元、仙台でもお祭りになる位の行事。
一説によると奈良時代に中国から伝わったしきたりの様で、
短冊を飾る風習は日本のみで江戸時代からが始まりだそうです。
中国では『五行説』に付随する様に
「五色の糸」を吊るす風習があるらしい。
黒、白、赤、青(緑)、黄
この『五行説の五色』をクローズアップし、
今回UGAYUさんはパーティーの為に写真の作品を描き下ろしてくれたのです。
(作品の納品がかなりギリギリとなり(笑)、
7/7 仙台でおじいちゃんの法事があったUGYAUさんは作品を当店に届ける為、
東京-仙台間を郡山で途中下車し、直に届けて下さった。
ありがたい事。
作品は販売もしております。)
短冊状の小ぶりな今回の作品。
しっかりと皆さんご覧下さっておりました。
真ん中の作品が今回のドレスコードであった「青」の作品で、
チケットデザインでもあったもの。
「和洋折衷」もコンセプトに掲げるUGYAUさん。
「夏らしさ」と「和」の演出の為、
すだれ、
竹のキャンドルホルダー(中に水を注ぎ、キャンドルを浮かせた。)、
竹の花入れ、
(花入れには季節の花である「紫陽花」を。
「団欒」、「変節」という花言葉だそうです。)
主役の「ブルー」と清涼感の演出の為、ガラスを…。
当日、思いついた演出がほとんどだったのですが(笑)、
何とか…といったところでしょうか(笑)
全体での写真、
「七夕の演出」がよくお分かり頂けるのではないかと…。
チケットの裏に皆さんの願い事を書いて頂きたかったので、
『チケットの裏を短冊』にしたのが、
今回のチケットのギミック。
皆さん真剣に綴り、飾る姿は
「昔を懐かしむかの様な雰囲気」もあり、
微笑ましくもありました。
(いらっしゃった保育士さん達はそうでもないでしょうか(笑))
※
飾り終えた短冊は
とある神社に「お焚き上げ」して頂きたいと思い、
後日すべて持って参りました。
もちろん、お焚き上げ料も納めて参りましたので、
皆様の願い事が叶う事を願い…。
UGYAUさんの「短冊チケット」、
竹のディスプレイと竹笹、
竹の花入れと活けた花、
竹のキャンドル台、
キャンドルSHOP Variousさんのワークショップにて製作した
タカハシお手製の「織姫(ベガ)」と「彦星(アルタイル)」モチーフのキャンドル…
もちろん、
今回のすべての竹はパーティーの主催者の一人でもある
お客様 ヒロセさんと、
パーティー当日もご出席下さった「雪村庵」の竹林の管理者でらっしゃる
サンペイさんのお二人がカットして下さったものです。
「見事」でしょう?
「カジュアル イタリアン バー」にこういった演出を施すという事に面白味があるかなと…
(こういった無茶をする人はあまりいないでしょうかね(笑))
もちろん、準備段階から尽力頂いたり、
一緒に楽しんで下さったり、
会場の「Bucchini」さんのご協力あってこそ。
ありがたい事です。
テーブルの上にも、
お花(活けた時よりも写真はズレているかも。スミマセン…。)、
雪村庵の竹と笹、
水に浮かべたキャンドルの演出。
その灯はとても美しいものでした。
良い演出考えましたな~、ワタクシ(笑)
活けた花も、活けた状態を想像しながら、当日に選びました(笑)
もちろん「ドレスコードの『Blue』」の花…
『Blue Rose』
花言葉は「不可能を可能にする」、「神の祝福」、「奇跡」
青い薔薇は「不可能」という花言葉だったそうで、
サントリーさんが2004年に青い薔薇の品種改良に成功した事が
現在の花言葉にも繋がっているそうです。
こちらは結果「喫煙スペース」となった場所(笑)
(分煙、大切ですよね。)
人間と同じように、高さも太さも、表情も不均一であり、
個性があるのは竹や花も同じです。
こういった演出の醍醐味は
「総合的なバランスをとり、化学変化をお見せする事」…。
「バンド」や「オーケストラ」みたいなもんなんだと思います。
人間のやる事ですから、色々と同じですね。
・「おしながき」的blog ~Abyss blue partyへの道程~
http://ameblo.jp/fizzbeyondblog/entry-12284026510.html
・Milky wayなblog~Abyss blue partyへの道程2~
http://ameblo.jp/fizzbeyondblog/entry-12286362082.html
・『ヒロセという漢(オトコ)』 & 〆切日!! ~Abyss blue partyへの道程3~
http://ameblo.jp/fizzbeyondblog/entry-12288971249.html
こちらの3つのblogが事前準備のお話の数々…(笑)
宜しければご覧下さいませ。
まだまだ続きます…
ご覧頂きありがとうございます
fizz BEYOND / Stray EDEN
有限会社イエローマインド
『なんでも屋』
タカハシ