困難なことが好いと言える人
録画してあったカンブリア宮殿を見た。
内容はキリンビールの日だった。
私は飲酒しないので、あんまり興味は湧かなかった。
が見てみるとおもしろい。
今の社長はキリンビールが初の赤字になった時の社長。
彼は会社を立て直すためにヘッドハンティングを行った。
マーケティング部門の立て直しをするためだった。
番組では誇張されていた分もあるかもしれない。
マーケティングのためのその人物は、元P&Gのバリバリの凄腕の人物。
彼は現場重視の人だった。
売り場で客の様子をじっくり見る。
目を最大限に見開いて、ギョロギョロ観察していた。
(さすが!マーケティングのプロやなー)
(超監視カメラのモニターみたいな目玉やわ!)
あるとき、彼が部下に尋ねられた。
「この商品の宣伝をこれで行こうと思いますが、どうですか?」
なんてことはない、サラリーマンにとっては日常的な光景だ。
しかし彼は思った。
「上司に聞くことの方を重視して、客目線で考えていない」
この部分が私の琴線に触れた。
大企業に入ることができた優秀なひとたち。
いつしか、いや、もしかして初めから、彼らはそういうクセが付いているひとたち。
・・・自分で考えないタイプか。
頭がよいのにもったいない。
頭がよいからそうである状態なのか。
それとは別に、この社長は言った。
「困難があることは良いことなんだよ!」
ふつうのひとには、なかなか言えない言葉だ。
(あー、でもそうかもな)
(いや、そうだな)
登り坂を進むのは苦しい。
下り坂を歩くのは楽。
楽ばかりしていては、何の意味もない。
そこには学びが少ない。
下り坂はおまけに過ぎない。
そういうことだ。
子供の時に道徳で習ったこと。
ひとのいやがることを進んでやりましょう!
それを突き進めると、
自分のいやなことを進んでやろう!
だ。
そうなのだ。
ある程度、進んでいるひとは、自分の嫌がることを進んでやるのがよい。
そう理解できるひとは、どれほどいるか。
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