選択
人生は選択の連続だ。
やるか、やらないか。
そのどちらかになる。
大きなこと、小さなこと、なんでもないこと。
結果は自分に返ってくる。
例えば、ある選択をする。
そしてそれがうまくいく場合、うまくいかない場合がある。
うまくいくというのは、自分が考えていた通りに進むということ。
うまくいかないというのは、自分が考えていなかったようなことが起きてしまうということ。
選択をする場合のことについて。
ひとつはプランBを準備しておくやり方。
もうひとつはプランBは準備しておかないやり方。
このふたつがある。
プランBを準備しておくのは賢いやり方だ。
はじめのプランがうまくいかなかった場合、次のプランにできる。
慎重なひと、現実的なひとにとっては、常識的な対応策といえる。
一方、プランBを準備しておかないのは、2種類のタイプがいる。
ひとつは何も考えていないタイプ。
自分のはじめのプランが思う通りに進んでいくと、盲目に信じている。
直感型、自信家、何も考えていないひと、いくつかの種類に分かれる。
もうひとつは、プランBをあえて準備しないタイプ。
ひとつのプランに全力で集中したいため、別のプランに変える自分の甘さをなくすため、あえてプランBを準備しない。
上に述べたように、選択するにはふたつのやり方がある。
どちらもよい点はある。
どちらも欠点はある。
どちらを選ぶか。
それもまたそのひとの選択なのだ。
大事なことは、選択するにも考えがあるかどうかという点だ。
案外何も考えずに選んでいる場合が凡人の我々には多い。
覚悟を持って選択する。
これがいちばん重要なことと理解しておく。
自分にとってよりよい向上ができる人生を得るためには、ただ何となく生きるのではなく、意識を持つことを自覚するのが大切だ。
完璧主義の場合に多くある。
自分の選択が完全に思い通りになると思い込んでいる。
そんなことはまずない。
自分の選択がうまくいかなくて当たり前、それが普通なのだ。
それをもっておく。
そこから、どう持ち直し、どう立て直していけるか。
選択した場合はまだよい。
そもそも選択しない場合の方が圧倒的に多く、
そして、
そもそもその時点に立つことを想定していないことが多いので、ひとは失敗する。
正確には失敗したと感じる。
それは失敗ではない。
それがふつうの道筋であると理解しているひとたちは賢い。
人生はうまく行こうが行くまいが進んでいく。
その時々に対処できる、自分のキャパが必要になる。
アバウトな完璧主義者を目指せば、それがもっとも自己選択後の自分の理想に近づきやすい。
選択の連続。
それが人生の苦労であり、また楽しみである。
はじめから結果が分かっている選択なんてつまらない。
これはうまくいった、よかった!
これはうまく行かなかった、それならこれではどうかな?
そう思って、気楽に考えてみられるとよいと思います。