プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。

 

プレゼンデザインを話す上で、どうしても必要なことがあります。それが、技術分類です。

 

プレゼンを科学する プレゼンの定義では、

プレゼンデザイン研究所で言及するプレゼンのシーンを以下のように限定しました。

  1. 説 明  例 商談 会議机に4人程度が同席し、資料を見ながら説明している状況
  2. 発 表  例 成果報告 会議室で、30名程度に、プロジェクターで説明している状況
  3. 講 演  例 講演 ホールで、100名程度の聴衆相手に、お話をしている状況
 
今回は、プレゼンのシーンでのプレゼンデザイン研究所で言及する技術を分類します。
  1. 設 計
    プレゼンの設計を方法を、ロジカルシンキングをベースに、思考の技術で考えます。
    デザインを「設計」として捉えます。
    プレゼンの目的・ゴール設定なんかもここに入ります。
    心がけるべきは、「空中戦」から「地上戦」に持ち込むことです。
    ※別の記事で書く予定です。

     
  2. 資 料
    紙、スライド(プロジェクター投影用)の、いわゆるビジュアルエイドについて考えます。
    デザインを「意匠」として捉えます。ただし、「設計」ありきです。
    設計に基づいた、図解表現が中心です。
    うまく絵を描く部分はややフォーカスからやや外れますが、パワーポイントを使ったお絵かきのコツ程度=技術は必要です。
     
  3. スピーチ
    プレゼン本番における、
     話し方
     ジェスチャー
    を含めたアティチュードについて考えます。
    じつは、この部分は私も、勉強したい部分でもあります。ですが、あくまで人の個性・特性に依存しない技術論です。
     
結果、シーンと技術の組み合わせると以下の表が出来上がります。
こうすることとで、プレゼンを漠然とてではなく、明確に技術として理解することが可能ですし、話が際限なく広げないためでもあります。
 
ちなみに、表での分類表現することは、設計技術の一つでもあります。
私は、これを含め、物事をビジュアルに「分類」するように心がけています。落とし所の一つとして、表があります。ロジカルシンキングでは、MECEと言われる、あれですね。

シーンX技術の組み合わせ

こうしてみると、シーン別に必要かつ重要な技術が強弱ありそうなことがわかります。
 
例えば、講演においては、スピーチ技術が重要で、資料作成技術は他に比べ重要でないか、いらないかもしれません。
でも、ほとんど全てのシーンで設計=Designは重要です。
 
プレゼンをすることになったら、どのシーンなのか、どこを作業するのか?を意識して準備することで、効果的に目標に到達できそうなことがわかります。
 
本番は、アドリブで乗り切ろう!とか、なんとなく準備したのでは、
結果的に・・・ orz なことは目に見えてます。
なんとか、乗り切った場合でも、この表に分解して技術的なフィードバックをすることで、さらにいいプレゼンができます。
 
 
P.S
プレゼンデザイン研究所では、プレゼンに対する心構えとか、意義とか精神論は範疇に入りません
プレゼンデザイン研究所では、再現・伝承・検証が可能・「技術」としてのプレゼンがテーマですので、現実が変化しない、「心の持ちよう」は対象外とします。
 
でも、、ArtDesignの翻訳の件は、心の持ちようと思われうかもしれませんが。。。
すいません、そこは勘弁してください。
それ、どうしても伝えたいんですよ。。それがないと、始まらないので・・
 
--- いろいろな記事に続く