2023年11月 中3道コン英語レビュー | 進学教室FiveSchools OFFICIAL BLOG

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昨日に続いて英語にいきましょう。

前回10月道コンは破壊的な難易度の高さだった英語ですが、今回はどうでしょうか。

 

大問1(リスニング)

問1

いずれも標準的でシンプルな内容かつゆっくりめのスピードで、わりとやさしめだったかと思います。

No.1は「買い物」と「宿題」の2択で、質問内容を確認して「宿題」に決まる。

No.2は "the most"が強調して読まれているので、そこだけ聞き取れれば正解出せたでしょう。

No.3も、前半でほぼ答えはイに決まってしまいそうでしたが、最後に「もしかしたらエかも?」というフェイクが入って、でも結局答えはイ。

 

問2

問1より難しい。

No.1は、そもそも今この人たちがどこにいるかが示されていないので、果たして "leave"を正解にしていいものかどうか迷う。ただ、他に適切な選択肢がないのでエにするしかないですが。

No.2も、これも答えはたしかにアしかないのですが、「何も言ってくれなかった」という意味深な内容で、しかも否定文で答えること自体がレアなので戸惑ってしまいそう。

No.3はこの中だと簡単なほうだと思います。

No.4、ウじゃダメなのかと言われると、ダメとまでは言い難い気も……。まぁ "snacks" と複数形なので、”How much are those?" じゃないと文法的に変だとは言えるのでしょうが、リスニングでsの有無で答えが変わる問題が出題されるとは常識的に考えにくいし。

前回も問2難しかったですが、今回もなかなか。


問3

前半と後半で趣旨が変わる2段構成のスピーチなので、全体像がつかめたかどうか。

しかも、問題で問われているのが後半部分のみなので、後半部分「ワシを年寄り扱いするな」が理解できていないと全く解けない。

ここが理解できた人はあっさり満点取れるので、大きく差がつく問題だと思います。

 

問4

比較的容易だと思いますが、大問4と同様英作文の基本をふまえて書けるかどうか。

英作文の基本は「かっこいい英語を書いても点数は増えないが、ミスをすると点数は減る」です。

できるだけ簡単に、絶対ミスがないように安全な文法と単語を使って書く。

問題文の条件に違反しないように書く。

できるだけ教科書やテキスト本文で「見たことある」表現を利用して書く。

嘘をついてもかまわないので、「言いたいこと」ではなく「自分の英語力で書けること」を書く。

 

大問2(小問集合)

問2(1)はかなり難しいと思うけど、問題としては悪い問題ではないです。

(2)は状況的に何が言いたいのか相当わかりにくく、問題としてそもそも良くない。

いずれにせよ、どちらも正答率壊滅的に低いはず。

 

問3(2)も "What do you think?" の質問の意味が曖昧でわかりにくいと思いますね。

問2(2)よりは全然いいですけど。

 

本来なら点数を稼ぐべきところである大問2ですが、全体的にかなり点数取りにくいポイントになってしまった。

問3(1)も第4文型を使えて、しかも助動詞のヌケまで減点対象になっているので実は点落としやすいですし。

問1以外は全部難しい。

 

大問3ーA(資料)

問1

(1)これ、質問文に "The children"って書いてますけど、この "The"って何ですかね?

本文中にChildrenって出てくるので、それを指しているからTheがつくということなのでしょうか。

 

まぁそれはそれとして、Mr.Katoが "Children should join~" と言っているのがヒッカケとして意地が悪いですね。

「親と同伴で参加するべきだ、参加したほうががよい」つまり、「子供だけで参加するのもダメではない(推奨はしないが)」という意味になるのでウは正解にならないというわけです。

 

これは騙される生徒多いかな、と思って見て見たら、うちの生徒ひとり残らず全員正解してました。

全員!?

 

他の問題は特にこれと言ってコメントのない標準的な問題かと思います。

大問2で落とした生徒はここで少しでも取り返しておきたかった。

 

大問3ーB(スピーチ)

中学生の夏美が、フクロウを飼いたいという弟に対して "OK" と言ってしまうのは若干フライング気味なのでは……。

 

hot potato

  1. ホットポテト、焼きジャガイモ
  1. 厄介な[扱いにくい・不快な]問題、難問、難題、手に余るもの
  1. 困難な立場
  1. 〔政治家などの〕スキャンダル
  1. ホットポテト◆子どもの遊び。ボールやお手玉のような物体を次々と別の人に投げ渡す。一定の時点でそれを持っていた人は失格となり、ゲームから脱落。最後まで残った人が勝ち。
だそうです。
問題としては標準的なレベルで、ここも大問2のマイナスを取り返すべきチャンスポイントになりそうです。
 

大問3ーC(対話)

途中まではごく簡単な内容ですが、中盤の "fake image" が出てきたあたりから話の内容が高度になっていきます。

ここでつまづいた生徒はすでに問1から間違えたはずです。

問1と問2を両方とも間違えた生徒は、その時点でこの話をまったく理解できなかったと判断してよいと思うので、もう一度読み直し話の意味を再度つかみなおす復習が必須。

 

その後 "fact-checking" からさらに内容の抽象度が増していきます。

全体として長文の内容じたいがかなり難易度が高い内容で、大問2と同様に大きな失点ポイントになりやすい厳しい問題でしょう。

ただ、大問2よりは実力ある生徒にとっては点数取りやすい問題なので、本当に英語力ある生徒はしっかり点取れて、大きなアドバンテージを得たことでしょう。

(かなり少数だと思いますが……)

 

大問4(英作文)

内容としてはシンプルで点数とりやすいと思います。

大問3ーCで時間使い果たしていなければ……。

 

毎回大問4時間なくなるという人、先に大問4終わらせてしまう方法も一考の余地あるかと。

 

ほぼすべて凶悪だった前回の道コンよりは平均点上がると思いますが、かと言って平易かというと全然そんなことはなく。

そういう意味では国語と同じ印象です。

 

さて、これで道コンが終わったので次は学テCです。

書く時間あるのか。

 

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