お久しぶりです。佐藤です。
暑い日が続くようになりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は取捨選択をテーマに書いていこうと思います。
定期テスト終了後の今、生徒との面談の話題は定期テスト対策の振り返りです。
点数が上がったか下がったかではなく、対策した内容がどう結果に表れているかに重点を置いてお話しています。
対策が不十分で点数が伸びなかった場合、勉強量を増やしたり必要に応じて応用問題の演習を取り入れたりしていきますが、自分では勉強したつもりだったのに点数が取れなかったという場合にはまた別の対応になるかと思います。
中学生の例としては、ワークを3周もしたのに思ったより解けなかった、あるいは計画通り完璧に勉強したと思っていたのに点数は伸びなかったなどが挙げられます。
勉強量を増やすのは大前提ですが、量を確保した後は内容の質です。
質を高めるための一つの案が、
「勉強内容を取捨選択する」
ということです。
中学生の定期テストでは学校のワークや先生が作成したプリントを使った対策が必要で、目安としてワークを最低2周できると良いね、とお伝えしています。
特に国語はワークの問題を覚えていれば解ける問題が多い印象なので、ワークを繰り返すのは有効だと思います。
ただ、ワークを闇雲に繰り返すだけでは時間もかなりかかってしまいますし、勉強した気になっているものの理解はできていない可能性も生まれます。
ここでおすすめなのは、問題を解くときにどの程度スムーズに解けたかをメモしておくことです。私は以下のように3つに分けていました。
×:一度目にすんなり解けたもの
△:時間は掛かってしまったけれど自分で解ききれたもの
〇:わからなかったもの、または教科書を読んだ直後だからできただけに感じるもの
このグループ分けをしておくと、復習が楽になります。
ワークの2周目や3周目は、〇→△→×の順に解いていくんです。
2回目ですんなり解けたものは、一回目と違う色で×にすることで、達成感も生むことができました。
時間がない時には×と△の問題は捨てて、せめて〇の問題だけでも復習するようにしていました。
〇の問題が2回目、3回目も〇のままだった際には、何か根本的な理解ができていないことを疑います。
解答を読んだらわかったのに...となるのは、回答するときの要素が抜けているからだったり、考え方が覚えられていなかったりするので、一番手っ取り早いのは学校でも塾でも先生に質問することだと思います。
先生は生徒の失敗パターンをいくつも見ているはずです。生徒が今どこに行き詰っているのか把握し、解決策を示してもらえるのではないでしょうか。
また、ずっと〇が続いた問題を抽出した間違いノートを作ることも有効だと思います。
自分が苦手とする問題の傾向を掴んだり、テスト直前に気を付けたいポイントをチェックしたりするのに役立ちます。
こうして〇の問題を△や×にしていく作業を繰り返していました。
頑張って対策したのに点が取れなかったという人には、ぜひ試していただければと思います。
中学生の頃の話が長くなってしまったので、次回高校生の取捨選択方法をお伝えしていきます。
今日の一枚
cafe KANONという、
赤ワインで煮込んだブルーベリーらしく、