さて今回の本は実は、最初はアイルランドの飢饉とジャガイモの関係とか、もっと広く炭水化物が救った飢餓とか、ダイエットの知識にもつながりそうな本を探して中で引っかかり、実はベスト&ロングセラーで地元図書館でも貯蔵していたので読了に至った経緯です。
実際読んてみて確かに面白かったです。もちろんこれは英語で言うならinteresting という意味でです。つまり砂糖を巡る歴史がおそらく全て書かれいてる本だと言えるので。
そしてそこからさらに言うなら、人類の歴史の中で今となってはやってはいけなかったと思われる黒歴史、つまり奴隷制度とかそういった事も含めてあらためて見直す機会にもなります。
さらにはよく言われる「歴史はくり返す」という点ででも、例えば後半に出て来る砂糖を得る手段となる作物がサトウキビからサトウダイコンへ変わっていく過程は、最近で言うなら内燃機関を全否定してEV化を進めようとしたが途中で間違いに気付きつつある(←現実は今ここ)なんて話に似ているなあと。
そういう訳でこれまたお薦めの本です。
ただそれはそうと、炭水化物と国の成立、そして肥満の的になった経緯について書かれた本も探しているので、もし知見の有る方がいらっしゃったらぜひ情報共有の程を。
