U-NEXTのポイントがまだ1個分余っているから何か無いかなと、観るべき映画リストから検索したらこれが引っかかって迷わず視聴です。
これまた前にナリさんが観て衝撃を受けたという事だったので視聴しました。なお今回はこの人物について詳細は知らなかったので下調べしてから観ました。たぶんその方がストーリーがわかりやすいと思います。
というのもナチス・ドイツの主要人物であるにも係わらずストーリーの大半は戦後の話、つまりこの人物が裁判の手を逃れるために南米へ逃亡した先での話です。また逃亡直後のシーンと、老いた後に息子が訪ねて来て父親の過去を問いただすシーンとが交互に出るので、知らないと混乱するかもしれません。
あと最初に書くべきだったかもしれませんが、ナチスのやった悪行の内で解剖のシーンが誠にリアルで、そういうの苦手な人は要注意です。
それはそうとあらためてこのナチスの犯罪を恐ろしさを知りました。ナチスが恐ろしいのは単に戦争の問題だけではありません。あの時代に世界大戦が無かったとしても、ユダヤ人の虐殺や優生思想の押し付けは間違いなくやっただろうと言える事、そしてそのための手段を徹底的に合理的に選んで実行した事です。
さらにこの人物が恐ろしいのは、その行為に全く罪を感じなかったという事です。そして第二次大戦の終結からこれだけの時間が経っても、いやむしろ経ったからこそなのでしょうか、同じ様な事がくり返されかねない状況です。こういう知識を得た上で、そういった愚行をくり返さない様にしなければなりません。
思えば今の時代も、これだけ科学的に正しい知識やリベラルな思想が広がっているにも係わらず、例えば私の住む群馬県では人種差別発言を普通にする人が多いです。Facebookからそういう人との関係を遮断したらTLが平和になりました。あるいは最近の全国的な話題で言うなら、東大の教授が皇室に対する遺伝子差別的な発言をして、これまた事実上おとがめ無しという有様です。
それなので本当に観る価値の有る映画でした。それにしても何だか今回のU-NEXT視聴は、映画に関しては本当に重い内容のモノばかりになっていますね。そろそろもっと楽しいのを探したいのですけどね。
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