さて今回の東京都知事選でいきなり2位に躍進した元広島安芸高田市長の石丸氏、硬直する日本の政治に一線を投げかけた点では大きく評価すべきです。
何と言ってもマスコミで毎回選挙が大きく取り上げられる割に投票率の低いこの国でまずは投票率を上げた事、そしてその原動力が若年層であった事は本当に大きく評価すべきです。
ただそのその発言にはある種の精神障害を疑われる事もあり、特に保守系の人達からは否定的な意見が多いです。まあ確かに彼にはどんな政治をやりたいかというより政治そのものをやりたい様な本末転倒になりかねない危険は有ります。それを的確に示しているのはXで有名なこの方のポストでしょう。
【なぜ大人たちは石丸伸二氏を信じられないのか】
— ゆな先生 (@JapanTank) July 10, 2024
「大人たちがあれほど素晴らしい石丸伸二氏を批判するのか理解が出来ない」
と皆同じことを言うが、なぜ理解が出来ないのか解説しよう。…
いやこれに対してですね、私はある意味反論するのですよ。なぜか?やはりこのスタンス自体が私を含む中高年の特に男性の目線なのではないかと思うからです。
例えばこのポストで主張されている石丸氏の精神的な問題について、そうです実際彼みたいのは職場の飲み会やそういうのを否定する今どきの若者そのものなので実際の社会でコミュニケーション取るのは難しく政治は出来ないだろうと。
でもですよ、さすがに今どき喫煙所で全て決めるなんて会社有りますか。ホワイト企業の条件として社内禁煙なんてのが出来てしまったんですよ。さすがにもう無理です(引用先はそれでも不正をやる会社)。
そうなると次は職場での飲みニュケーションが否定されます。つまり石丸氏は時代を先取っているのですよ。それに追い付けない人は後で泣きを見るって。なぜならこんな事は既に議論され尽くしているのですが、そもそも職場で飲み会をやらないとコミュニケーションが取れない時点で欠陥組織という事です。前提条件としてお酒飲めない体質の人を差別してますからね。CSR規定違反で懲戒処分決定です。しかしそんな処分が実際に下される事は無かった。既得権益層の不正のせいです。
良い意味で日本の会社もどんどんアメリカの外資系企業の様に変化しています、そうしないと生き残れないからです。今や新NISAで一番人気はアメリカ株の関係です、日本株で好調なのはそのアメリカ企業に関連した所ばかりです。
だからいよいよバブル世代以上(私を含む)が死守して来た日本の伝統的な価値観が変わろうとしているのです。この流れは変えられないでしょう。
確かに石丸氏は政治として何をやりたいかがわかりません。でも彼が扉を蹴り明けてくれたおかげでおそらく追従する人が出て来ます。そこからが本当に変化が起こる時ではないかと期待してます。
【追記】
とは言っても実際今現在の日本はまだまだいわゆるJTC(日本の伝統的企業)の価値観が強いです。しかし彼にはそれを変える力が有ると考えてこんなエントリーをしました。
