前回の円安を知っている立場で | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました

さて前回の円安、つまりプラザ合意前の日本を知っている立場でちょっと妄想したくなりました。

 

プラザ合意とは何かという事を説明しないといけない時代になったかもしれませんね。まあ今は何でも手段は有りますが。

 

 

読んでも知らない世代はわかりにくいかも知れませんが要は、当時の日本の産業力とかを考えたら円が安過ぎる、だから各国が協調介入して正常化しましょうという事だったんですね。ただそれは当時でさえ主力だった日本の輸出産業にとっては痛手だったので円高不況が来ると言われてました。しかし実際には日本企業はそれに打ち勝ってさらに強くなったのです。直近で言うなら2010年代前半と同じ状況です。

 

あの最初の円高問題の頃の日本(バブル初期)にはそもそも外(国)人なんてほとんどいなくて、しかもその外人がほとんど欧米圏というか白人で(*)、それでその白人達から指摘された事を日本人は何でも忠実に受け入れていたのです。それは日本人が持つ人種差別意識=白人コンプレックスも有りました。でもその結果として良い方向へ行ったのは事実。

 

一方で今この円安、いやそれ以外にも日本の良い部分が認められたりとかいう部分でものすごい日本オーバーツーリズムとなっています。そしておそらくそんな状況で日本に来た外国の人(これは川口のクルド人とかと違って善良で受け入れるべき外国の人達です)が果たして好感を持ってくれているのでしょうか?

 

日本語以外全く通じない、IT環境がプア、その他諸々。

 

バブル期からずっと日本はこうでした、つまりプラザ合意以前からそうだったという事ですが、それは日本が強い時代だったからまだマシです。今は弱くなった日本。同じ態度でいいのでしょうか?

 

ここはプラザ合意以前の日本に戻ったつもりで見直したらどうでしょうか?

 

バブルの時以上に今の日本はチャレンジャーの立場です。しかし多くの日本人が冷笑して評論するだけの偉い人気取りでいいのでしょうか?

 

 

(*)

日本語の「外国人」は日本以外の国籍の人という意味ですが「外人」はそれと同じ意味ではありません。白人の事を言います。ただそれだと日本人が人種差別をやっている事がバレてしまうのであえて言い換えているのです。日本国籍を得た人(帰化した人)であっても白人の場合は外人と呼ばれます。