さて先日のどうでもいい映画と同時に借りたのがこの映画。こちらは以前視聴した日本映画のイギリス版リメイクです。
舞台は原作とほぼ同じ1950年代ですが、場所は当然イギリスのロンドンに移っています。となるとリメイクに当たってきっとストーリーの改変が有るのかなと思ったのですが、ほとんど忠実にオリジナルの黒澤作品に合わせています。そこはやはり黒澤監督の厳かさのあらわれも有るのでしょう。
しかしオリジナルのストーリーは公務員の仕事を基にしているのでいかにも日本的です。それでもそれを踏襲したのはすごいと思ったのだけれどもしかし、このストーリーから一体何を学べばいいのだろうかという疑問もわきました。引用したオリジナル版で感じたのと同じに。
間違いなくいい映画です。でも考えさせられました。