前にこんな記事を書きました。平成のデフレについてです。
それを再考しようと思った記事が目に入って来たのであらためて拡散と共に再考しようと思った次第。
と言うのも、最初に取り上げた引用記事(自分のブログ)で言いたかったのは、平成のデフレ(実は令和の今でも続いているのかもしれないが)では、最初の10年は良かったと思ったのだ。それはバブル時代の狂乱的な事を反省して無駄を省き、結果として良いモノを安く供給出来る様になったから。しかしその後の20年はどうだ?無理ではなかったのか?その無理を非正規に押し付けていたのではなかったのか?
そのエビデンスとなるのが2番目に引用した、私が経済誌として一番信用しているITメディアの記事ではないのか?しかも私の大好きなサイゼでそれを立証してくれた。
記事によるとサイゼの安値は1997年の時点ではそこまでではなかった(それでも立派なモノだが)。そこから1999年に至ってから今現在2023年まで安値を続けているのである。
その根底に有るのは、価格を下げる事をパイを広げ薄利多売型のビジネスで勝とうという手段だ。それ自体は全く問題無い。しかしその限界がもう見えているのにまだあがいている?そんな気がしてならない。
そしてそのしわ寄せはどこに行くのか?それを考えたらこれ以上のデフレは本当にまずのではないかと思った次第。