家でアメブロ見ながら、一人酒してたら、12時くらいに慶子からメールが。

何故か最近慶子から連絡がくる。また例の客が来るのか?
慶子の店は1時で終わりのはず…

電話してみるとプライベートの飲み会の帰りらしい。
僕が外で飲んでたら、合流する気だったみたいあせる

残念!?

慶子の声は相変わらずデカイにひひ

電話から耳を離しても充分聞こえる。明るい笑い声に少し癒される。

あの一件以来、何故か慶子との距離が縮まったような気がする。
麻奈美は忘れた方がいいという事かな…ショック!





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あのあと、わけのわからない感情をぶつけるようなメールを繰り返してしまい…
最低の気分。


仕事が早上がりの日には、持ってるだけパチンコに突っ込んでしまう…

今月すでに何回目だろう…
使わないでいたら、麻奈美の店に何回行けたことか…

もう病気としか思えない…

激しく落ち込んだまま、はい上がれない。

何か薬でも飲んだ方がいいのだろうか…

まともな精神状態を取り戻すにはどうすればいいのか…



麻奈美に会いたいしょぼん





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夜中に携帯が鳴る。



どうせ酔った悪友だろうと携帯を開く。



画面を見ると予想外に麻奈美だった。



「ゴメンあせる寝てた?」

「いや、大丈夫やで。どしたん?」

「なんか暇で…」


麻奈美は夜の世界に復帰していた…


本当はすぐにでも店に会いに行きたかったのだか゛、この不景気と不景気が故の忙しさにまだ店には行けていなかった。


半分は営業だろうが、麻奈美の方から電話してくるなんて…奇跡としか思えない。



少しは僕のポジションも上がってきたのだろうか?


ま、単に暇やっただけだろうな…ガーン
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に着くと、意外に店内はにぎわっていた。

例の客はまだ来てないようだ。僕はいつものようにカウンターに座った。慶子はBOX席についていたが、急いでカウンターに入った。


「ごめんなぁ~ホンマありがとぅ」


水割りをつくりながら、慶子は本当に申し訳なさそうに笑顔を見せた。

久しぶりに見る慶子はやはり綺麗だった。10年前はただかわいいと思ったのだが、最近ではそれとなく色気というものが出てきたように思う。やはり、こっちももう一回押してみるか・・なにしろ独身だしにひひ


「その嫌な客ってどんな人?」


「アルファさんもきっと知ってるって!絶対見たことあるって」


慶子の話では最近よく来る奴で、金持ちのオタクっぽい30代のデブだった。たしかにかなりの確率でみかける事が多かったし、毎週のように同伴していると聞いたことがある。

しかし、勇んできたものの、そいつが堅気のデブとわかって少しほっとした。


しかし、そいつは慶子にマジで惚れているみたいで、いつまでたっても客とホステスの関係から進展しない事に腹をたてて、言ってはならない事をはいた・・

曰く

「いったい、今までお前のためにいくら注ぎ込んだと思ってるんだ~!」 と・・・


勝手に入れ込んで、それはないよな~なんて言いながら、自らを戒めるじぶんがいたあせる


しばらくして、デブオタクがやってきて、BOX席に案内されたが、慶子は無視してカウンターから出ていかない。

その男がチラチラと慶子の方を見て様子を伺っていたが、慶子は鋭い一瞥をくれたきり僕の方に満面の笑みで接客にあたった。


それにしても、この女があんな目をするなんて、やはり女は恐ろしい・・・・(T_T)


さらに慶子は念入りにカウンターから出て、僕の隣に座り、そして必要以上に僕にベタベタしてきた。

店はそこそこいそがしそうだったが、慶子はまるで僕の専属のように振る舞い、他の客は若い娘3人とママにまかせっきりにした。

慶子の今までの実績か性格の為かはわからないが、ママもおおめにみているようだった。


男は小一時間居たが、やがて慶子の断固とした意思表示に諦めたのか黙って帰って行った。


「アルファさんホンマにありがとぅなぁ。 助かったわ!」


「ええよ、ええよ、そのかわり一つ貸しができたな 笑」


慶子も一人占めできたし、少なくとも他の客には僕が慶子の男に映ったにちがいない・・にひひ



「そやな・・お返しに今度またご飯に連れてって!」






なんでやねん汗



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週末の夜、仕事がおわって仕事がらみの飲み会に誘われる前にそそくさと家路についた。

あと数分で家に着くという時に携帯が鳴った。


同僚の誘いなら、絶対に断ろうと覚悟を決めて携帯を開く・・・画面には慶子・・・

地元のローカルスナックのホステスだ。


「アルファさん!今どこ?仕事おわった?お願いだから今日きて!」


ボリュームの壊れたスピーカーのようにデカイ声が携帯から響く。


「どないしてん?めずらしいな、いきなり電話なんかしてきて。声が大きすぎやで!耳が痛いやんか。」


「今までこんなお願いしたことないやろ?だからお願いやから今日きて!」


慶子とはもう10年以上になる。出会った時は二十歳だったが、確か今年の5月で三十路におなりになったはずだ。

確かにこの10年、慶子からメールも電話も営業というものを受けたことはない。

時々、くだらない日常会話はするけど・・


麻奈美に出会う前は、僕の中では落としたい女の第一位だった。あせる


何度かデートに行ったのだが、この娘も酒がすきでめっちゃ明るく飲むので、いつも口説くタイミングをのがしていた。


「いきなり来いってどういうこと?」


「どうしても付きたくないお客が今から来はんねん。こんなこと頼めるのアルファさんだけやもの」


今夜は帰ってバーボンでも飲りながら、トルーマン・カポーティの続きを読もうと思っていたのだが、女にこう言われて断れる男はいない。


「わかった。今から行くからまってて」


僕はスナック「P」をめざした・・・




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