英語の本の「ページ」について話をしているときに、「recto」と「verso」と言えば、それぞれ「右ページ」と「左ページ」のことを意味します。
同時に、「recto」と「verso」には、「表面」、「裏面」という意味もあります。
そのため、右から左へ読む、アラビア語のような言語の場合、codicology(写本学)では、「recto」を「左ページ」、「verso」を「右ページ」とすることもあります。
縦書きの日本語もそうですが、「右綴じ(右開き)」の本の話をする場合には、誤解のないように、「right-hand page(右側のページ)」、「left-hand page(左側のページ)」と表現したほうが無難でしょう。
「偶数ページ」は「even page」、「奇数ページ」は「odd page」といいます。