横組みのテキストで、行送りなどを調整して、垂直方向にジャスティファイすることを「feathering」といいます。
「text feathering」、「vertical justification」、「carding」などと呼ぶこともあります。
日本語では、「フェザリング」という言葉はそれほど一般的ではありませんが、概念としては、おなじみのものだと思います。
InDesignで自動でフェザリングをする場合は、「テキストフレーム設定」→「一般」→「テキストの配置」で、「配置」を「均等配置」にします。
行数の少ない段だけ、行送りが開いてしまいました。
同画面で、さらに「列を揃える」にチェックを入れると、行の横位置が揃います。
複数のページで行送りが統一されているような場合は、特定のページでだけ行送りを変えてしまうということは、普通はしません。
「feathering」という言葉は、以下のような場面でも使われています。
●印刷の「フェザリング」(紙の繊維に沿うインキのにじみ)
●パステル画や色鉛筆画の技法の「フェザリング」
●本のクリープ(折り丁の中央部分のせり出し)
●ビットマップフォントの「フェザリング」(輪郭をなめらかに見せる技術)