「bulky」は、「大きい」とか「かさばる」といった意味で使われる形容詞です。
「軽いわりにサイズが大きい」とか、「やっかいな(cumbersome)」というニュアンスを持つこともあります。
「bulky waste(refuse/item)」といえば、「粗大ゴミ」。
空港で「bulky baggage」といえば、「大型手荷物」のことです。
日本のファッション雑誌などでも、太い糸で粗く編んだニットのことを「バルキー」 と表現しているのを見かけます。
グラフィックデザインの世界では、「斤量のわりに厚みのある紙」を指すときに、「bulky」という言葉が使われています。
厚みがあるわりに軽くて、ページ数が少ない本がありますよね。
そのような本で使われている紙が「嵩高い(かさだかい)紙」、「嵩高紙(かさだかし)」です。
「嵩高紙」は、アメリカ英語では「high bulk paper」、イギリス英語では「bulky mechanical」といいます。
名詞形の「bulk」は、紙などの「厚さ(caliper)」という意味で使われる場合と、「表紙を除く、本の中身の厚さ(bulk between boards)」という意味で使われる場合があります。
「bulking dummy」は、「binding dummy」と同義語。
「束見本(つかみほん)」のことです。
「bulking number」は、紙を1インチ重ねたときの枚数(sheets per inch)のことです。