デザイン用語としての「ベベル」は、3DCGの「ベベル」、レイヤースタイルの「ベベルとエンボス(Bevel & Emboss)」、角の形状の「ベベル結合(Bevel Join)」など、さまざまな場面で使われています。
「bevel」は辞書サイト『Dictionary.com』によると、「the inclination that one line or surface makes with another when not at right angles(ある線や面が、他の線や面と直角以外の角度で接する場合に生じる傾斜)」とあり、通常の英和辞典では、「斜面」、「斜角」などの訳語が紹介されています。
「面取り」と認識されている方も多いかもしれません。
「bevel」と「chamfer(面取りした面)」は、厳密にいうと下図のように区別されるのですが、一般的にはしばしば同じような意味で使われています。
昔の印刷物が好きな私としては、活字の「ベベル」も忘れないでいてほしいなと思います。
名著『欧文活字』(高岡重蔵/印刷学会出版部/昭和23年発行・平成13年復刻版発行)では、ベビル(ベベル)について以下のように説明しています。
「ベビル(Bevel)斜面。我國で「どて」と呼んでいる部分を指し,字面からショルダーまでの傾斜面をいう。」
「どて」なんていう言い方があったのですね。
ぴったりの日本語という感じがして、なんだかうれしくなります。
