昨今のハラスメントにご注意! | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

最近の日本社会はますます対人的なやり取りが難しくなって

誰もが被害者だけでなく加害者にならない様神経を尖らせ

円滑な対人関係を築く事に苦労しています。

直接的な接触行為だけでなく言葉や行動に対しての様々な

ハラスメントが多くの人の心を悩ませています。

対人関係を楽しく円滑なものとしたいとするも其々の考え

会社社会の基準が異なっている事も有り一体どの様に行動し

生活したら良いのかストレスと成っていて関わり合いが

ぎすぎすしたものと成っている場合も少なく無い様です。

 

社交ダンスに於いては互いに心と身体を触れ合う事で

素晴らしい音楽表現を生み出すのを目的としている事から

一歩間違えば何かしのハラスメントを生じる事も有り

ただでさえコンタクトする難しさが有るのに楽しく踊る為

学んだ様々な運動表現が互いのハラスメントに成るとすると

社交ダンスの本来の楽しさが失われてしまいます。

 

社交ダンスに於いてハラスメントが語られる以前から

踊る事でお相手に苦痛を与えたりペアとしての音楽表現を

難しくしている問題が有りましたがそれ故出来るだけ

接触しないで踊れば良いと言うのではなく如何に的確に

コンタクトするかが社交ダンスを上手に踊るだけでなく

互いの不満や苦痛を無くすことにも繫がりハラスメントの

不安から逃れる術ともなるのです。

 

これまでも何度も書きましたが社交ダンスは芸術的スポーツ

として楽しむだけでなく社会人として立派なマナーを身に付け

対人関係を円滑に行う方法を身に付ける為に利用されて

来ました。

ハラスメントと言う名前で社会で問題視されるずっと以前から

人々の間に於いて対人的なトラブルが問題と成っていて

日常生活や社会生活が円滑に楽しく有る様に社交ダンスが

大きな役割を果たして来たのです。

 

日本には社交ダンスの外見的な美しさやスポーティさだけが

伝えられたのですが本来は子供たちの情操教育に利用され

更には人々の対人関係を円滑にトラブルが無い様にマナーを

学ぶ場として欧米社会では利用されて来たのです。

日本社会の於いてはもともと男尊女卑や弱肉強食の風潮があり

欧米社会に比べて個人の人格を尊重した平等の精神が薄く

今では考えられないハラスメントが日常的に有りました。

高度成長と言う国家規模の進歩によって多くの人々の日常で

不平等や暴力の存在を無視して来た現状が有ります。

 

特に男女平等とは言ってもいまだ社会に於いて多くの女子が

虐げられているのは事実であり弱きものが守られないのが

実際の日本社会とも言えるのです。

そんな中社交ダンスは対人的なセンスを育て如何に人と関り

互いに幸せな人生を送るかの絶好の学び舎と成っているはず

なのですが技術や表現力は世界と肩を並べる程に進化したものの

その一方で踊り手が本当に心から楽しんで踊っていないのも

事実なのです。

 

リードと言う名を借りたハラスメントも有りしっかりと技術や

運動表現をしているから許されるとする一方的な運動表現も

多く存在し互いに本当に心から楽しめる社交ダンスと成って

いないだけでなく外見と心が違っていると言う不幸が存在し

多くの踊り手達の悩みと成っています。

 

社交ダンスを踊るにあたってハラスメントが生まれる原因は

何と言っても一方的な考えと自分の踊りの主張です。

お相手が誰であろうとどんな心と身体の違いを持っていようと

習った通り間違いなく踊りさえすればお相手は喜んでしるし

自分も楽しく踊れると考えている困った踊り手も多いです。

社交ダンスは芸術的な運動表現も有りますが踊る事に因って

お相手と心を通わせ互いに満足できる音楽表現を目指す事が

とても大切です。外見的な美しさ以上にどれだけ踊り手が

心から楽しめるかが重要です。

 

お相手の心と身体を常に考える事は社交ダンスを上手に踊る

大切な心構えと言えますがそれ以上にお相手に不快な思いを

させないことでハラスメントの問題を無くすことになるのです。

今や日本人は他人に対し必要以上に神経をを使い自分の行動や

言動がお相手に嫌な思いをさせない様考え常にピリピリとした

神経のストレスを抱える事が多くなっています。

 

大切な事は常に完璧を求めるのではなく誰しも

日々発展の途上にあり決して上手く行くときばかり

ではなく思い通りにならないで心が不安と悲しみに

有る事も少なく無いのです。

お相手の気持ちを知ると言う事はお相手の行動言動は

いつも正しいのではなく手探りで有る事を認識しましょう。

そして答えは直ぐそこにあるのではなく成長過程で

次第に創り上げられて来ると言う事です。

もちろん自分自身も完璧に踊る事も出来ないのです。

完璧と思える事も更なる答えの途中でしかないのです。

自分の間違いやお相手の間違いに一喜一憂するのではなく

全てを受け入れながら未来の完成を信じて頑張りましょう。