昔はトレーニングと言えば無理に身体を動かして痛みや
苦しみに耐えるものと思われていた事も有り間違った
運動によってスキルが伸びなかったり怪我をする事が
少なくありませんでした。
スポーツと言えば辛く苦しく、時に思いがけない怪我に
苦しむものと思われていた頃は痛くとも無理やりに
動かして目的の運動表現を身に着けようとしたものです。
その為たとえ多くのスキルを身に着けて運動表現が出来ても
身体のいたるところに古傷を抱えるアスリートも多いです。
しかしながら本来運動とは自分が欲する事を行う為に有り
無理やり動かすものではありません。
私達の身体は常に全身の筋肉が繋がり合って目的の運動を
思うがままに出来る様に成っています。その為動くと言う事は
苦しみを持って行うものでは無くむしろ喜びを得るために
有るのです。何かをしたいと言う気持ちが自然に最も的確な
運動を行う事に因って無意識に身体を動かす事が多いのです。
身体を痛め付けてまで行うと言う運動は人類が運動という行為を
スポーツや芸術と言った外見的な美しさや楽しさをより得る為
無理やり身体を動かす事から生じたのです。
本来の身体の繫がりというより見たような形状や運動に無理やり
身体を従わせる事で多くのストレスを生むようになったのです。
楽しいはずの社交ダンスが上達するにつれて次第に苦痛と成り
楽しむよりもルーティンを間違わない様習った通り再現する事が
優先される事から身体にダメージを負わせることが多くなった
のです。また自分が欲しない運動を強いる事から思い通りの
パフォーマンスが出来る人は限られる事とも成りました。
とは言え出来るなら自分が満足できる美しく楽しい社交ダンスが
踊れる様に成りたいものです。
その為にダンス教室に通ったりサークルで練習を重ねている
と言うのが現状なのですがそれでも思い通り踊れる方は限られ
多くの人が思い通りに踊れず途中であきらめたり思いを断念
してしまう事と成っているのです。
しかしながら諦める前に自分が望む踊りの多くが出来る方法も
有ると言う事を忘れてはいけません。
それは自らの持っている運動機能を正しく理解して自分の身体が
目的の音楽表現を自分自身のセンスで生み出せるようにする事で
本当に心から楽しめる社交ダンスを踊れる様に成るのです。
社交ダンスもスポーツも自分自身の身体の機能を正しく使えば
考える以上に楽しく演じられるのです。
トップアスリートと言う程迄行かなくともほとんどの種目を
楽しく誰とでも踊る事が出来るのです。
上手く踊れない多くの原因が自分の身体の運動機能を知らず
ただ外見的な知識と運動表現を習って無理に見たように動かし
身体が運動表現を拒否している事に因ります。
堅い痛い動かないと言ったマイナスの運動は踊り手の能力や
運動機能が悪いからというより上手く繋がりを持って使えて
いないと言うのが大きな原因であることが少なくないのです。
正しい身体の繫がりを知るにはそのような身体の運動機能を
しっかりと知っている方に習うしかありませんが自分での
判断としては踊ろうとすると思い通り動かなかったり固く成って
お相手とやり取りが出来なかったり音楽とお相手が感じられない
と言う場合は殆どが自分の身体の拒否反応と言って良いのです。
身体は気持ちが良い様に動いてあげると自然に思い通りに反応し
自然に美しい形状とパワーを生む事が出来ます。
社交ダンスを踊る時もスポーツを楽しむ時も常に自らの身体を
しっかりと理解して知識では無く反射的に動けるようにする事が
思うがままに踊れ心から楽しむ事が出来るのです。