握力を増すと社交ダンスが上手に成ります | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

コロナ汚染が留まる事を知らず今や日本中どこに居ようと

感染すると言っても過言ではありません。

目に見えない恐怖と戦いながら言われるままに日常生活を

ソーシャルディスタンスとしマスクを手放すことが出来ない

苦悩の日々が続いています。

社交ダンスの世界はいかにコンタクトを高め互いの心と身体を

感じながら音楽表現をしなければならないのに、まったくその

逆の日常を求めるこの社会は私達の息の根を止めかねません。

 

競技会や発表会でマスクをしたままの表現は、まさに苦肉の策

であるだけでなく、本来のペアとしての美しさや自由な姿を

見せられない苦悩を表している様で演者たちの踊り姿は

楽しさというより心苦しさを感じさせます。

練習場では自然な感情を表す術である表情が見えないことで

男女の心からのやり取りが出来ません。

正確に足形を踏み習った通り表現したとしても本来の豊かな

感情表現を生み出すことは難しくマスクの下の心の表情が

もどかしさとやるせなさを感じさせます。

 

実際に思うがままコンタクトしながら運動表現が出来ない

事も有って十分な練習を積めない踊り手が多くいます。

何とか自宅や運動施設でトレーニングをしようとしても

実際に踊る練習に勝るものは有りません。

中には、もう踊る事を諦めてしまった方も多いようです。

動かない事で多くの方が望んでもいない体形と成ってしまい

思わずため息を漏らしている事も有るでしょう。

 

自宅で練習をすると言うのはとても難しく日常生活に追われ

すぐに諦めてしまう方が少なく在りません。

様々な練習法があるかとは思いますが、思うように練習や

トレーニングが出来なくても体力や技術を落とさない方法が

一つあります。本当に簡単ですが日常生活で無意識の内に

出来る様になると社交ダンスも上手に成ります。

 

それは、握力を付ける事です。

そんな事でと思うかも知れませんが、握る力は足のボールと

指で床を捕まえる力になります。

私達の身体は上半身と下半身が関連して動くようになって

います。

下肢を使う時足の裏がしっかりと床や地面を捕まえなければ

全身の大きな筋肉は上手く使えません。

 

足の速い人は握力が強い方が多く、昔の武士はクルミを常に

懐に持って握る運動を欠かせませんでした。

また、水泳のオリンピック選手である池江選手は幼い頃から

自宅のあらゆるところに作られた雲梯にぶら下がって

握力を付けていたことが知られています。

 

高齢になるとまず握力が無くなり足の踏ん張りが無くなります。

意志を持った上半身の運動が下肢と繋がる事から、手の力や

器用さが生活力だけでなく運動能力を高めます。

自分で工夫して何か習慣的に握る練習をすると良いです。

ゴムボールでも運動器具のグリッパーでも続けられるものが

一番適しています。

普段食事をしたりトイレに行ったりする様に習慣となると

いつの間にか全身が引き締まってウエストのくびれも

期待できるようになります。