誰にでもできる簡単でスポーツやダンスに有効な運動 | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

新型コロナウイルスの蔓延は私達に日常生活を一気に

変えてしまいましたが、何より自宅でジッとし続ける事は辛く

先の見えない状況に不安を抱えている人が多いです。

家にいて外出しなければ感染を免れるかも知れませんが、

何もしないでただ室内で衣食住を続ける事は心と身体の

健康にとっては余り良くないのは事実です。

 

その為室内でも適度の運動をする事が勧められていますが、

メディアが紹介する運動は、その多くが一見簡単そうで

誰もが長く続けられると言うものでは有りません。

長い戦いに成ると予想される今回の室内待機要請は

人々の心と身体に大きな負担を与え始めています。

社交ダンスの技術を落とさない為の室内運動が有りますが

これとて多くの人とっては決して長く続けられるものでは

有りません。

 

そこで今回の非常事態の期間だけでなく、今後ずっと続けられ

どんなスポーツにも健康に生活していく為にも有効な運動を

提案いたします。

私もトレーニング以外に日常的に長く行っているのですが

手の握力を付ける運動がお薦めです。

人は体力を失って来たり老化して来ると握る力が急激に

衰えて来ます。

日常生活に於いても握力の低下は全てのパフォーマンスの質を

低下させるだけでなく老化を促進したりします。

 

何故握力が大切かと言えば、私達は日常の生活においても

物を掴み動かすと言う事が不可欠だからです。

上手くつかめなくなると全身の筋肉が衰えます。

高齢者で運動が上手く出来ない方は決まって握力が弱く

スポーツをする人達であっても、上手く運動が出来な方の多くは

握力が低い事が多いのです。

 

社交ダンスを踊る時も、コンタクトする時お相手の手や身体を

掴まえて上体を固めて踊る方が多いです。

手を取る時も、バットやラケットを握る時も、力を入れて摑まえる

と言うのではなく、互いに接触面で引っ掛けて運動をします。

お相手の身体の部分を掴まえて動かそうとすると、上腕と肩が

部分的に緊張をして下半身からの大きな力が伝えられません。

 

ボールを投げる時も握っているのではなくボールを指で引っ掛けて

投げる事が常識です。

私達は普段から何かを持つ時は、この指や手の平で目的の物を

引っ掛けて動かしているのが普通です。

動かす力は身体の下半身を通じた全身の筋肉の繋がりで

生み出します。この事は社交ダンスを踊る為の大切なテクニックの

1つでも有ります。

 

握ると部分的な筋肉しか使えませんが、指で掛ける様にして踊ると

全身の筋肉がしなやかに使えるのです。

この時必要なのが必要に応じてお互いの身体を繋げる肘から先の

摑まえる筋肉の力です。

鍛え方は幾らでも工夫が出来ます。

市販されているハンドグリッパーが手頃ですが、適度に硬いボールを

握る運動をしたりする事も出来ます。

昔の武士が懐にいつもクルミの実を持っていて、常に握る事で

指先や手の平の筋肉を鍛えて握力を増していたのは良く知られて

います。

 

テレビを見ながら雑談をしながら何かを握る運動をする事は

難しい事では有りません。

同じように足の指も広げたり縮めたりして筋力を落とさないように

する事が大切です。

足はタオルなどを床に敷いて指先で引き寄せる運動をしても

筋力を鍛える事が出来ます。

足の指も床を掴まえる事に依って下肢の大きな筋力が使え

豊かなパフォーマンスに繋がります。