相手の目を見て踊りましょう! | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

ラテンアメリカンダンスを踊る時、
オープンフェイシングポジション、つまり
向かい合って始めることが多いですね。
この時、多くの女性が示す、問題点が有ります。

特に、中高年の女性に多くみられる点は
男子の顔を見ないで、左に顔をそむけたり
下を見たり、あらぬ方向に向けたりして
男性と顔が向かい合わない事です。

確かに、人の顔をじっと見たりすることは
日本においてはあまりいい事とされません。
恋人同士はさることながら、他人同士が
顔を向け合って表現することは、技術以上に
難解であるとも言えます。

でも、社交ダンスにおいて、女子が男子に対し
顔をそむけたり、上を見上げたりして踊ると、
バランスが著しく悪くなり、特に、ラテンにおいては
回転系の多くの踊りが苦手となってしまいます。

男子にだけでなく、自分の進む方向に視点が
定まらないと、自分のパフォーマンスのみならず
コンタクトを取っている男子の運動を損ねる
原因ともなりかねないのです。

更に、スタンダードダンスを習ってから、
ラテンアメリカンダンスを習った生徒の中には
常に男子の左方向に顔を外して踊る女子が
目立ちます。

クラッシクバレーの美しいテクニックは、トップの
視点がぶれない事が基準になっています。
社交ダンスにおいても、女子の頭が傾いて
脊柱バランスが取れないと、男子をひっぱたり
押したりする原因ともなります。

恥ずかしいかもしれませんが、音楽が聞こえたら
男子の顔をしっかりと見て、自分のバランスを
感じましょう。
最初はきまずくても、何度もしていると慣れます。

もちろん、男性も、リードをする時には
そっぽを向かないで、女子の顔をしっかりと見て
心から語りかけるように踊りましょう。