最近、豪華客船に乗っての船旅がブームとなっていますが、
長い航海となると、何週間も時には何か月の旅行となります。
巨大な豪華客船の旅の楽しみの一つに、毎日催される
様々なショーやアトラクションですが、船旅を利用する多くが
中高年の方であることもあって、社交ダンスは人気の的です。
大きなダンスホールには様々な国から集まった人々が楽しい
音楽に乗せて優雅に踊り、絶好の国際交流の場となっています。
しかしながら、船旅でもヨーロッパの踊場でも浮いているのは
日本人が多いのです。
船旅では乗客の多くが日本人である場合もありますが、
その場の雰囲気にも踊りにも中々溶けこめないのです。
特に、踊れる?団体さんが困ったもので、自分たちだけで
固まって踊り、周囲から増々浮いています。
踊れる人たちは、とてもきれいなホールドでしっかりとした足型で
緊張した表情で踊っています。
でも、日本人以外とはなかなか踊れません。
申し込むことも出来ず、最後まで日本人同士で踊っているグループも
珍しくありません。
日本人の踊りは何がいけないのでしょうか。
技術は大抵そのフロアーのどの外人より上です。
社交ダンスが踊れる、という事は、外人であろうと日本人であろうと
相手の気持ちが読めるという事です。
ハグの文化があるヨーロッパ圏の国々では、接触するときに
相手の気持ちを感じる習慣が有ります。
相手の気持ちをより知り、自分の気持ちを知ってもらう為の
手段が社交ダンスなのです。
日本人が思う、足型、上半身の形は手段に過ぎないのです。
相手の目を見て肌を感じて踊らないと、いつまでも独りよがりな
日本人の踊になって楽しくは無いのです。
海外の人と踊る機会が有ったら積極的にトライしましょう。
足型が解からなくても、綺麗なホールドが取れなくても
楽しい社交ダンスが踊れます。