愚直な人間は指導者に恵まれると開花
かねてより、「微差が大差」という話しをよくしている。
昨日の自分より今日の自分が 0.1% でも向上したとすれば、 1 年間で 44 % 向上できる。
つまり 4 割増の自分が 1 年後にいる。
10 年で 38.4 倍。
15 年で 237 倍。 20 年で 1,475 倍。40 年で 2,175,360 倍の能力を得ることが出来る。
小さな努力の積み重ねを馬鹿にせず愚直に努力することが成功への近道であると。
【いっちゃんブログ 2016-01-29より】
4月30日毎日新聞のコラム『余禄』に、ドイツの数学者ガウスは天才だが、愚直でもあったとある。
3歳で父が雇う職人の給料の計算ミスを見つけ、小学生の時、「1から100まで足すといくつか」という質問に5050と即答した。
偏差値にも使われるガウス分布をはじめ、彼の名が付く式などは多く「数学の王」と呼ばれる。
「重要な成果を得るコツ」を聞かれるたびに「長い時間をかけた深い思索」と応じた。
一つのテーマに20年間で100万回愚直に計算した逸話もある。
そしてもう一点。
特筆すべきはガウスの両親は学問と無縁だったが、教師らに恵まれ才能が開花したことだ。
頭の良しあしは遺伝だけで決まらないと科学が解明しつつある。
例えば、仲間に囲まれ刺激の多いマウスほど道を早く覚え、回を重ねるごとに目的地までの到着時間が短くなるなど。
脳内を調べると、大きさ1万分の1ミリというミクロの運び屋が、学習や記憶を担う物質を必要な場所にどんどん届けていた。
一連の現象を発見した広川信隆東京大名誉教授は運び屋は人にも存在し、「努力すれば頭は良くなる。私自身が勇気づけられた成果」と語る。
「正しいサポートをしてくれる大人と環境があるだけで、びっくりするくらい頑張れる」。
偏差値30で「ビリギャル」と呼ばれながら慶応大に現役合格した小林さやかさん(35)の言葉だ。
今、米コロンビア大大学院で「人間の学習」を研究しているそうだ。
愚直さと指導者のいる環境の大切さは古今東西を問わない。
私のまわりにいる若手社員や経営者も愚直でこそ大成している。
裏を返せばリーダーとの出会いによって新人のビジネス人生が決まるということでもある。
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